皆さんこんにちは。アメリカで離婚したアメリ子です。私は日本でアメリカ人と結婚し、アメリカで離婚しました。その元夫はモラハラ夫でした。
モラハラ夫は結婚を急ぐ、と言われますが、本当にそうなんでしょうか。
今日は私の例を挙げて、なぜモラハラ夫は結婚を急ぐのか、について見ていきます。
出会ってすぐにプロポーズ
モラハラ夫は結婚を急ぐのか・・・
答えはYES。
私のモラハラ元夫オリバー(仮名)は私と出会って1か月後に私にプロポーズしました。
私たちが結婚したのは出会ってから9か月後。
厳密にいうと、結婚した理由は子供ができたから、なのでできなかったら別れていたと思います。
オリバーが私にプロポーズした理由は、
『俺が仕事で外国に行ったりする中で、君が他の人を見つけてどこかに行ってしまったら嫌だから』
オリバーは軍人でした。軍人はいろんな国を転々として過ごします。オリバーはアメリカテキサス州出身。でも軍人になってからは故郷にすむことはなかったそうです。
そして上の発言のように、実際に他国に派遣されて彼女と連絡が取れない間に、彼女が元カレとよりを戻して自分のところを去っていった、という経験をしたのだそう。
そんな風になったら嫌だから、真剣に付き合ってるんだということを証明するためのコミットメントとしてプロポーズしたとのこと。
綺麗に言えばそうですが、かみ砕けば『連絡取れなくなろうがお前をキープしたから浮気は許さんからな』ってことです。
捕まっちゃったんです。(;´Д`)
ただ、私は当時年齢的にも結婚を考え始めた時期だったので、プロポーズは単純に嬉しかったし、結婚するのも先だろうと思っていたので彼が結婚を急いでいるとは考えなかったのです。
彼の1回目の結婚
オリバーはバツイチでした。前回の結婚はバツイチアメリカ人女性との結婚で、彼女には連れ子がいました。
その結婚はなんと半年で終わり。
たった半年で離婚した理由はモラハラ男の言う理由なので当てになりません。
ちなみに彼いわく『彼女は自分の子供の教育を疎かにしていて俺と子育ての考え方が違った。俺が自分との子供が欲しい、というと彼女は拒否したからだ』そう。
その後にも『彼女の子供が俺に懐かなかった』『彼女に、”あなたの発言はストレートすぎる”と言われた』『彼女に、”私たちの子供ができてもこの子を同じ扱いしてくれる?”と聞かれ”それは無理だ、自分の子供と人の子供は違う”と言ったことがある』
なんてこともチラチラ聞きました。
私は彼女の気持ちがとてもよくわかります。
きっと彼女も『一見優しそうで寡黙な男』のオリバーの本性を結婚後に知ったのだと思います。
オリバーが彼女と結婚した理由を
『オレはそのとき(30代前半)結婚したことなかったから、”why not”って思って結婚した』
と私に説明しました。
『一回くらい結婚しとこ』みたいに結婚したと私が聞いたときは、ちょっと、”なにそれ”みたいに感じましたが、バツイチ女性っていうところがポイントだったのかなぁと今は思います。
アメリカでシングルマザーになっても日本のような母子家庭手当はもらえません。
養育費はあってもシングルマザーは大変なことに変わりはなく、子供なし&初婚のオリバーにとっては、言ってみれば自分より立場の弱い存在。
当時からモラハラ気質だったかどうかはわからないものの、『昔はよく冷たいと言われた』と言ってたので(今もだよ(-“-)‼)たぶんこの時から、立場の弱い彼女を自分がコントロールできると思ったんでしょうね。
ラッキーなことに、彼女はオリバーとの子供を拒否したおかげで子供がおらずスムーズに離婚できたようです。
養育費も慰謝料(アメリカにはない)もアリモニーも支払う必要がなく、
『家中の家具やらを全部彼女にやった』
という程度で終わったのでオリバーにとっても痛手なしでした。
どうやら、この話を聞く限りではこの初めての結婚も、相手を知る前に結婚を急いだパターンだったようです。
学ばない男
モラハラ夫オリバーには私と離婚してからも出会いがありました。
オリバーは一人が好き、という割には次の相手を常に探しています。
始めは『あなたって凄いよね』と認めてくれる女性が必要だからかなと思っていたからですが、それはあながち間違ってなくて、彼がNPD(自己愛性パーソナリティー障害)のナルシシストだったためでした。
オリバーは私と結婚を早まったことを皮肉っぽく笑ったことがありました。
それは私が娘エマ(仮名)と一緒に映画アナと雪の女王を見ていた時。
出会った日に婚約した、とクリストフに説明しているアナに対して、クリストフが
『おい、待て、出会った日に婚約したのか?』
と驚くシーン。
アナちゃんはそんな反応をスルーして、さらに説明を続けますが、クリストフは信じられないと引いちゃうんですよね。
ここの場面をたまたま通りかかったオリバーが見て、笑いながらこう言いました。
『ハ!おれたちは出会ってすぐに結婚したから失敗したな!やっぱり相手の事を見極めてから結婚しないとダメだな、ハッハッハ!』
そして立ち去って行ったのを覚えています。
そんな彼はまたしても同じ過ちを繰り返すのです。
離婚してから1年後くらいだったんでしょうか。
エマが『新しいママ』とか『パパの彼女』とかいうようになったので、オリバーに新しい彼女ができたことがわかりました。
どうやら、通っていた大学(リタイア後に良い仕事につくため大学に通うと通っていた)で出会ったようでした。
エマが『日本語しゃべる』と言うので、日本人かなと思ってましたが不明。たぶん日本人じゃないアジア人だったんじゃないかなと思ってます。
彼女ができた、と知ってから、私は『フーン』と思ってましたが、それよりもエマに私を忘れて新しいママと生活しようといろいろそそのかしていることの方がイラっとしていました。
そして、そこからたった数か月後のこと。
オリバーがエマの面会をする日に彼が予定があったか何かで予定を変えたいようなことを私に伝えてきたときだったような気がします。
私が拒否するとオリバーはこんな内容のことを言いました。
『じゃあエマのことを信頼できる新しいママにベビーシッターしてもらわないといけないな。俺たちはもうすぐ結婚する予定だから』
この時私は思いました。
『もう結婚するんかい!Σ(゚Д゚)』
三度目の結婚よ…!もう少し付き合ってから決めろや!
と思いましたが、どうせうまくいかないだろうと思っていた私はこう返事しました。
『”Soon-to-be-mom”はまだ正式な継母じゃないし、あんたの信用できる人は私の信用できる人じゃない』
オリバー自身から『俺には彼女がいる』っていう話を聞いたことはなかったから、この時が初めて彼から聞いた『彼女がいる』の暗示。(はい、暗示です)
しかも初めて聞いた日に「結婚する」との知らせ。
オリバー的には私が
『え~!あなたもう再婚相手候補がいるの?私はまだ彼氏さえいないのに…あなたってさすがね。モテるのねやっぱり(羨)』
ってびっくりすると思ったと思います。(そんな言い方だった)
私が悔しがると思ってここぞとばかりに伝えてきたようでしたが。。
残念ながら私は『全くどうでもいいし、絶対結婚までいかないでしょ』と思い、そう反応したので、そこからオリバーは口を閉ざしました。(ベビーシッターもなくなった笑)
ということで、さんざん自分の行動を皮肉って笑っておきながら再び同じことを繰り返す、学ばない男であることを証明してくれたオリバー。
3回目の結婚は、私の予想通りなくなりました。
彼女の話をしなけりゃ恥をかくこともなかったのに。。。。。。。。。。。。
私の知る限りでは、1度目の結婚、2度目の結婚、どちらも急いだ結婚。そして幻となった3度目の結婚もたった数か月のスピード婚約(&破棄)だったので、
のは完全に事実です。
ただ、それはこのモラハラ男がナルシシストの場合です。
なぜモラハラ男は結婚を急ぐのか
モラ夫は、女性と結婚して、夫/家長になることに価値観を置いているので、同居や結婚を急かす傾向がある。
ナルシシストというのは英語でNarcissistですが、日本ではナルシスト(蘭)として知られています。でも意味は日本でのナルシストとはちょっと違うんですよね。
2.権力や名声にこだわる
3.自分は特別な存在だと信じている。
4.褒められたくてたまらない。
5.特権意識が強い。
6.自分の目的達成のために他人を利用する。
7.他人の言動を操る。
8.自分は他人より優れていると思い込む。
9.傲慢で支配欲が強い。
10.平気で嘘をつく
まとめ
モラハラ夫に悩んでいる方へ…
私は何年もモラハラを受けてきて、なぜモラハラ男は虐待を繰り返すのかわからずにいました。
元夫オリバーはきっと精神疾患を患っているに違いない…そう思っていた私がついに確信したナルシシスト。今は対処法を知ることができ、過去につきあってしまったナルシシストたちがなぜ全員同棲を急いだのか(元夫は結婚)その理由もハッキリとわかりました。
モラハラ夫(妻)とは一刻も早く別れるべきです。
でも相手が捨ててくれたらいいけど自分から別れるのって大変だったりしますよね。
そうなった場合はできるのなら早めに別居して連絡を絶ち、あとは弁護士に相談するのが良いと思います。
モラハラ男と直接交渉は絶対にしない方が良いです。むしろ彼らから逃げたい、という姿勢さえ見せずに着々と進めるのが良いと思います。
このブログでは、私の10年以上のナルシシストとの体験談(主に失敗談)と、ナルシシストの多いアメリカで学ぶナルシシスト&ナルシシズム最新情報を発信しています。モラ男から逃げられてもナルシシストは上司や家族、友人、いろんなところにいる可能性があります。徹底的に学び、特に子供たちをナルシシストから守りたいと思います。
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