ナルシシストとナルシストどっち?実は全然意味が違って解釈されているのが実情らしい。

ナルシシスト

ナルシシストとナルシストは本来同じ意味です。が、実際には違います。どこが違うんでしょうか。ナルシシストが多いアメリカでさえもまだ一般に正しい知識が広がっていないそうです。

今回はその違いについて注目してみたいと思います。

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『ナルシシスト』と『ナルシスト』言葉の語源

ナルシシストとナルシストという言葉、単に語源が違うだけです。

 

ナルシシスト…英語のNarcissist

ナルシスト…蘭のNarcist

 

「ナルシスト」の語源はギリシャ神話に登場する美少年、ナルキッソスから来ています。この神話にはいくつかの説があり、その中の一つがエコーという森の妖精との説。

このエコーという少女がナルキッソスに恋をするが、ナルキッソスはエコーの気持ちを拒否。

これを見た神ネメシスは、他人を愛せないナルキッソスが、ただ自分だけを愛するように罰します。

ある日ネメシスに泉まで呼び寄せられたナルキッソス。水を飲もうと覗き込んだ水面に映る美少年に恋をします。それが自分の姿とは知らないナルキッソスは泉を離れられず、やせ細って(泉に移った自分にキスしようとして溺れ)て死にました。

ナルキッソスが死んだ場所に咲いた花は水仙で、これは欧米でナルシス(Narcissus)と呼ばれています。

 

日本ではナルシストと言う言葉が知られ、ナルシシストという言葉はまだほとんど知られてないのではないでしょうか。

 

このナルシシストとナルシスト、単に英語とオランダ語の違いでしょ?と思いますが、言葉自体はその通りでも一般的に理解されてる内容が違います。

 

日本でナルシスト、といえば自分が好きすぎる自己陶酔型の人間、というイメージ。実際に私もナルシスト、といえばいつも自分のヘアスタイルや恰好を気にして、自分はかっこいい(or美人)と信じこんでる自信過剰の人、というイメージを長年持っていました。

 

実際に、日本ではナルシスト、というとここまでのイメージが一般的です。

 

ただ、英語圏(私が住むアメリカの場合で言うと)ナルシシストというのは『他人の人格を破壊するとても有害な人格障害者』として理解されるようになってきています。

 

実際に私は『オレかっこいい』といつも見た目ばかり気にするA男、着るものやヘアスタイルは気にしないが、他人の目は気にするB男、と過去に付き合っていました。この二人は、日本で言えば前者だけが『ナルシスト』になるかと思います。

 

でも実際には、前者も後者も『ナルシシスト』です

 

 

なぜかと言えば、『ナルシシスト』っていうのは『自分の見た目を気にする自分大好きの人』じゃなく、『低い自己肯定感のために自分を愛せず、それを補うため他者から評価や称賛を浴びたり権力を持とうと他人を利用することをいとわない人』

 

のことだからです。

 

 

でもこの本来の意味をずっと勘違いしてきたため、私は後者のタイプの元夫がナルシシストであることに何年も全く気付かなかったのです。結局私はA男にもB男にも振り回されました。

 

そしてB男の場合は結婚して子供ができたことで、簡単に関係を絶つことができず、さらにナルシシストと知らなかったことで私はもう少しで精神を破壊されるところまで行ってしまったのです。

 

ナルシストが恐ろしい人格障害者である、ということは日本では知られていません。私自身も、もともとナルシストにはそんなイメージがありませんでした。ただ、実際にナルシシストの虐待を経験してしまったことでこのナルシストとナルシシストの解釈のあまりのギャップに気づくことになりました。

 

 

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ナルシスト

ナルシストとナルシシストの違いについてもう少し深く見ていきたいと思います。

 

ナルシストのイメージ

  • 自信過剰な人
  • 自分大好きな人
  • 見た目をものすごく気にする人
  • 自慢話ばかりする人

 

ナルシシストのイメージ

  • 他人を深く傷つける人
  • 平気で嘘をつく人
  • 人格障害者
  • いつも他人のせいにする人
  • 自分が正しいと思い込んでる人
  • 人を操る人
  • 支配欲が強い人

 

ナルシストは見た目のこだわりに問題がある人、ナルシシストは中身に問題がある人っていう感じが強そうです。

ナルシストよりナルシシストの方が深刻です。

 

一部では、自分はナルシスト!と堂々と言う人、ナルシストって面白いと思っている人、ナルシストと付き合ってみたいと思う人…なんてちょっと肯定的なイメージもあるみたいです。

でもアメリカでナルシシストって言ったら『本気でヤバい奴』。どうやって離れようか?っていう感じで肯定的な意見を聞いたことありません。むしろ聞くのは怖い話ばかり…。

 

 

言葉の違いだからどっちでもいいじゃん?ナルシストとして理解深めれば?と思うかもしれないですが、『英語を話せるようになろう』と日本人の多くが英語を勉強してるんだから、ここもナルシシストで統一した方が良いんじゃないのかな?と私は思います。

 

でないと、タイトルみたいに『ナルシストとナルシシストどっち?』『ナルシストとナルシシストの違い』『ナルシストとナルシシストは同じ?』なんてややこしいことになるからです。

 

英語圏ではナルシストじゃなくてNarcissistかNarcって言われてるんだから、日本では『ナルシスト』海外行ったら『ナルシシスト』と使い分ける方がめんどくさいな、と。

 

しかも、ナルシシストが病的レベルになるとNPDという診断が下されますが、それが日本語では『自己愛性パーソナリティー障害』と訳されています。『自己愛性人格障害』とも言いますよね。ここでも2種類の言葉がありますが、一部英語かだけです。

自己愛性パーソナリティー障害の患者さんがナルシスト、もしくはナルシシストってことです。

 

でも精神科医とか詳しい人でないと、ナルシストとは付き合ってもいいけど自己愛性パーソナリティー障害の人とは付き合いたくない、とか訳のわかんない理解をしてしまいそうです。

 

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ナルシシスト

ナルシシストは知れば知るほど関わりたくない怖い人たちだなと思います。でも政治家や芸能人、社長、などの他に会社の上司や近所の人、友人、家族、彼(彼女)っていう日常レベルでナルシシストはいます。

 

ただ、ナルシシズムといういわゆる自己愛はほとんどの人が持っているもので、それが普通。自撮りしたり、自撮り画像を加工して可愛く見せたり、自慢話したりなんて誰でも経験がありますよね。ある程度の自己愛がないと、自分が嫌いで自虐行為に走ったりしてしまって危険です。

 

でもナルシシストたちは、それをする理由が自分を愛せないからというのが根底にあって、普通の人と大きく違うのは他人を傷つけてまでそれをすること。

 

 

自己愛が異常な形で現れる…、そしてその自己愛さえも『自分を愛している』んじゃなく『自分を愛したい』という行動がそう見えるだけ…これがナルシシスト。

 

 

図にしてみるとこんな感じではないかと思います。

白い部分は普通に自己愛を持つ人、色が変わってくるあたりは『自分大好き』が目立つナルシスト。赤くなってくると他人を傷つけるナルシシストと化していき(モラハラ加害者)、その中でも悪性タイプのマリグナントナルシシストになると暴力をふるったり、薬物にハマったり、虐待レベルもひどさが増します。

 

そこを超えてしまうと、今度は反社会性パーソナリティー障害になっていき、ソシオパス、さらに残酷な犯罪を犯しても何とも思わないサイコパスとなっていく…。ソシオパスやサイコパスは皆ナルシシストですが、ナルシシストが全員NPD(病的レベル)やソシオパスやサイコパスではありません。

 

 

この赤いレベルにいる人たちが私たちが思うより身近にいるっていうことです。そして増えているのだそうです。

 

 

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まとめ

ナルシストとナルシシストは、語源が違うだけで同じです。でも今の段階では理解されている意味は違います。

ナルシストには肯定的なイメージもあるけれどナルシシストには怖いイメージの方が強い、という感じです。

反社会性パーソナリティー障害もナルシシストたち。

 

今日は言葉の違いについて考えてみましたが、ナルシシストって単純に理解できる人達じゃないので、言葉くらいはわかりやすくなるといいなと思ったりします。

 

 

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