スペック高い男に注意!私が付きあった嘘つきナルシシストは超今大手企業の取締役。

ナルシシスト

有名企業の社長、大手企業の管理職など地位・権力・金を持っている男の人、成功している男の人ってやっぱりモテますよね。彼らと結婚したら将来安心…と始めから玉の輿に乗ろうとする女性もいるかと思いますが、本当にその相手と結婚して大丈夫なんでしょうか?

お金はもちろん、性格のが大事よ!という人も、出会ってすぐに運命を感じて同棲、そして相手を十分に知る前に結婚するパターンは危険です。

なぜならそれは私が大失敗した”ナルシシストのお決まりのパターン”だからです。

 

ナルシシストは出会ってから『運命の出会い』かと思ってしまうような演出をします。彼ら自身がそう言ってくる場合もあります。

 

前回の記事で、私が過去に付き合った国籍もタイプも違うナルシシスト3人を紹介していますが、その中でも私の人生でナルシシスト第一号となった日本人男性との話を掘り下げて行きたいと思います。

 

付き合った当初『オレは社長』と嘘をついた彼は実際は無職。そして現在某有名企業の取締役。これは、私が日記を書いてないのに覚えている10年以上前の実話です。

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第一印象は面白くて可愛い人

ナルシシストはモテます。特に尊大型ナルシシストという社長や芸能人に多いタイプはカリスマ性もあって成功者が多いので多くの女性が狙っているタイプといっても良いんじゃないかと思います。

 

 

私が20代で出会ったA男も話が面白くて魅力的な人でした。

 

出会ったときの彼は自分は『社長』だと照れ臭そうに言っていました。若くしてその分野での知識が豊富だったこと(少なくとも私にはそう聞こえた)やゴルフ接待が多いと言うようにゴルフが上手だったことなどから信じた私。でも結婚願望も玉の輿願望もない私にとって、社長というのは『プラス』の魅力ではあったものの、付き合う基準ではありませんでした。

 

 

当時の私は自由人。海外旅行が好きでいろんな国籍の友人がいました。

 

趣味は一人旅、そして友達とワイワイ楽しく過ごすこと。A男は、社長にしては気さくで、話が面白かったため、私は彼に興味を持ちました。付き合うきっかけになったのは、彼が海外に興味があると言っていたこと。告白とかあったのかはよく覚えてませんが、優しく、そして男らしいのに笑うと可愛い人だったA男のことをすぐに大好きになっていった私。

 

 

付き合ってすぐは毎日が楽しくて仕方がなかったのを覚えています。私はその時に国際的な仕事に就いていて、彼氏と遊ぶよりいろんな国の人と交流したかったんですが、それでもA男との時間を大切にしていました。それは一緒にいて楽しかったから。

とにかく彼は口達者で周りを笑わせるのが上手。体格も良いので、ボスっぽい雰囲気もありました。

 

当時私は一人暮らしでA男は実家暮らし。彼は長男で弟1人。始めは私の家に通っていた彼ですが、すぐに一緒に住むことに。ここまでの展開はとても早かったんですが、私は昔にシェアハウスに住んでいたこともあるし、誰かと一緒に住むことに抵抗がなかったので深く考えずに気軽にOKしたのです。

 

 

 

こうして付き合って間もなく同棲が始まりました。『自由出勤だから』という彼は好きな時間に出かけていきます。この彼の出勤スタイルに始めあまり疑問を持たなかったのは、私の出勤時間もバラバラだったから。

 

 

一緒に食料品の買い出しに行けば、彼が支払いをします。少し高級なお寿司屋さんも知っていて連れて行ってくれるので、私は彼のことをすっかり信用し、私たちは結婚の約束をするようになりました。

 

 

社交的で明るい彼をたくさんの友達に紹介した私。彼側の友人は音楽が好きな幼馴染のB君と弟。

 

 

私の友人とA男の友人で飲み会をしたこともあり、私たちはお互いの友人を巻き込んで仲良くなっていきました。

 

当時あまり深くは考えてなかったんですが、今思えば、顔が広そうな彼側のつながりはこの友人たちだけ。私は職場の同僚を始めいろんな友人を紹介したんですが、彼は狭く深く付き合うタイプかな?でも男の人なんてそんなもんだろうくらいにしか思っておらず、彼の幼馴染とはよく会っていたので不信に思う程ではありませんでした。

 

たぶんこの時私の友人たちも彼に何の疑問も持っていなかったと思います。『面白い人』くらいなイメージだったんじゃないかな…と。

 

 

 

そうしてA男は私のプライベートな生活にどんどん入り込んできました。スポーツが大好きなA男は休みの日にはサッカーやバスケをしていて、私もそれに加わったり、友人たちとバーベキューしたりドライブしたりで交際は順調、充実した生活を送っていました。

 

 

A男は普段乗っている普通車の他に高級車を持ってると話していました。私が聞いたわけじゃなく、彼から実家に車は置きっぱなしで全然乗ってないや、と言われ、一回くらい乗ってきてよと言ったんですがタイヤがどうのこうのとかなんだかんだ言い訳をして結局一度も見ることはありませんでした。

 

これに関しても、私は『社長の割に安そうな普通の車に乗ってるな~』なんて思っておらず、社長って言ってもこんな人もいるでしょ、くらいでした。

 

 

 

この時彼は、私が彼の車に疑問を持たないように、『本当は高級車も持ってる』っていう嘘をついたんだろうと思います。だからこそ決して実家には連れて行かなかったんでしょうね、結婚の約束をしていながら。

 

 

この車の話を持ち出したことで、彼は墓穴を掘ることに。度々この高級車の話が出ては、言い訳する、ということがあり、私は『なんか変だな』と心の中で何かが引っかかるように…。

 

 

そこから、『社長という割に仕事してる感じないよな…』と思うようになった私。ただ、口が上手な彼はうまく言い逃れしていて、私もあまりにも堂々とした態度に『幼馴染も紹介しておいて嘘つくとか…ないよね…。』と自分に言い聞かせていたのです。

 

 

少し心にモヤモヤはあったものの、相変わらず出かければほとんど支払いはA男。そして誕生日やクリスマスは『欲しい物言えよ買ってやるから』とお店に連れて行く。ブランドものに興味のなかった私が興味を持ち始めたのはA男の影響もあったかもしれません。

 

 

他にも予約の取りにくい高級旅館に宿泊したこともありました。

 

 

そんな風に、一見何の問題もない幸せなカップルだった私たち。そしてA男はついにこんなことまで言い出しました。

 

『東京に支店を出そうと思ってる。お前も東京に引っ越すか?』

 

 

私は驚いたものの、もし本当にそうなるなら彼をサポートしよう、と思って彼についていくと言い、時期が近づくにつれ、友人たちに『東京に引っ越す予定』と伝えるようになりました。

 

 

 

この頃、私は『結婚の約束をしてる』とA男を母に紹介していました。母はきさくで良く食べるA男を気に入り、会話も盛り上がっていて私も嬉しかったのを覚えています。

 

この時彼は一体どんな気持ちで私の母に会ったんでしょうか。

 

 

 

私は彼側の両親はいつ紹介してくれるんだろう…と少し緊張していましたが、彼は一向に紹介する様子はありません。まぁ結婚急いでるわけでもないし私たちが落ち着いてからのが良いよね、と思っていた私。

 

 

東京に支店を出すと言った、”働いてる雰囲気のない”A男。でも当然こんなこといつまでも続けられるはずがありません。

 

 

ある時から彼の化けの皮がはがれ、私は突然不幸のどん底に落ちていくことに…。

 

それは、何かのきっかけでA男がぶちギレたことから始まりました。

 

 

そのきっかけは具体的に何だったのかは思い出せませんが、A男にとって”聞かれたくないこと”か”知られたくないこと”を私が言ったんだろうと思います。

 

きっと『車いつ乗ってきてくれるの?』とか『オフィスどこにあるの?見に行きたい』とか、そんな程度の私にとっては『何気ない質問』だったんじゃないかな…。

 

細かいことを気にしない私でもさすがに彼の行動は怪しい…。

 

 

そして、そんな私の何かしらの言葉に彼が突然大声をあげて怒り始めたのでした。

 

私は、普段優しくてよく笑いよく喋る彼が怒ったのをこのとき初めて見てショックを受けました。

と同時にとても怖かったのを覚えています。

 

言葉を失った私。

 

 

でも、それはたまたま私が彼の逆鱗に触れる何かを言っちゃったからだろう…と一旦は思いました。

 

ところがそこからA男は『頻繁にキレる男』になっていったのです。

 

 

 

大柄の男が大声でキレるのは女性にとってはなかなかの恐怖です。それは『この人殴ってくるかもしれない』という心配もあるからです。

 

 

それが、結婚を約束して親も紹介していて、友人たちも仲が良い相手となると、心理的にすぐにサヨウナラできないんです。

 

 

この『心理的に拘束された』状態に置かれた私は、正直どうすべきかよくわからずにいました。

 

 

そして、私たちの同棲中に、『アレ?』と思う出来事がありました。

 

趣味で通っていた習い事の月謝を封筒に入れて、本棚に隠しておいたんですが、それがある時なくなっていました。たぶん6万円くらいかな。

 

 

 

『アレ?おかしいな…私もう払ったんだっけ?』

 

 

 

そこにお金があることは私しか知りません。一緒に住んでる彼が見つける可能性があるとしたら、『わざわざ探した場合』のみ。本棚の本は彼が全く興味がないはずのものばかりだからです。

 

 

 

たまたま習い事の先生が『もう払ってくれたよね?』と言って請求しなかったこともあって、『払ってたのかも』と錯覚しましたが、やっぱり封筒を取り出した記憶がありません。

でも後になってこれはA男の仕業だろうと気づくことに…。

 

 

 

何か気に入らないことがあるとキレるようになっていったA男。怒鳴っては『出ていくわ!』と言って出ていったかと思えばすぐ帰ってくる、怒って物を突然投げては私を脅かすこともありました。私は自分の家なので彼が出て行ってくれればよかったんですが、出てくと言っては『やっぱり好きだ』とかなんとか言って戻ってくるんです。

 

 

でも気持ちがコントロールされてしまっていた私は『彼が好き』と思い込んでしまっていて、『出てってよ』と言えずにいました。

 

 

こんな姿もあることを始めから知ってたら絶対に付き合わないはずなのに・・・。

 

 

 

そして社交的だったA男は次第に私が友達と出かけることや同僚など他の男の人に会うのを嫌がり束縛するようになっていきました。

 

私にとって友人との時間は一番大切。それを邪魔する彼なんていらない。なのに私は彼に既に心理的コントロールされてしまっていたので彼を怒らせないよう出かけないようになってしまったのです。

私からのメールの返信が遅いと不機嫌になるようになっていたA男。

 

 

 

もしここで、私はこの人と付き合っていなかったら別の人生があったかもしれません。この時期本当にいろんなチャンスを逃してしまったことは私にとってそれまでの人生で最大の失敗でした。

 

 

 

私がこのA男のことを大好きだったのは事実。でもそれは彼が暴力的になる前の話。キレる男になってからは、私は単に『逃げられない女』だっただけ。周りの人たちに伝えてしまった結婚話がなくなる恥ずかしさ、友人たちみんなで遊んだ楽しい日々がなくなる寂しさ、運命だと思った人がいなくなる心細さ…いろんな心の弱さが彼との関係を絶ち切れない理由となっていました。

 

 

そんな私の弱点を知ってか、A男は再び驚くような嘘をついたのです。

 

 

ケンカばかりするようになった私たち。A男はなんだかんだ家に帰れない理由があったのか、私の家に戻ってきます。

 

私はA男を追い出せないものの、今まで自由に友人と会ってた楽しい生活もなくなるし、海外に勝手にいくことも許されない生活に不満が募っていました。

 

 

そんな私に、A男は『オレが海外に連れて行ってやる』と言い出したのです。

 

 

 

その場所は、新婚旅行でも人気のある、高級リゾート地でした。

 

本当は一人でも良かったんですが、A男がいる以上、一人旅はできない…。でもA男がこの高級リゾート地の話をしてきたとき、ハッキリ言って半信半疑でした。

 

連れて行ってやる、と言われて一瞬嬉しかったのは確かだけど、彼は確か海外旅行に行ったことはないはず。なんだか勢い任せの口だけ感がして、真実味がなかった。

 

 

 

威勢よく海外に連れて行くと言ったはいいものの、予約に行く様子もないA男。『旅行会社に行こうよ』と言って連れて行きパンフレットは揃えるけれど、『オレが予約に言ってくる』と言い、私がしゃしゃり出ようとすると怒る彼。

仕方なくA男に任せることにする。

 

 

何人かの友人にも旅行の話は伝え、A男の幼馴染B君もそれを知っていました。

 

 

ところが私の不安はどんどん大きくなっていきます。

旅行の予定日が近づくのにチケットも工程表も何も持ってこないA男。

私はA男は予約なんてしてないし、する予定もないと心の中でわかっていました。

 

 

A男がキレるのをわかっていて、確認しなきゃいけない…。

 

 

こんなことなら一人でどっかいけばよかったわ…と思いながら半ばヤケクソにA男に問いただした私。

 

A男は予想通りにキレて、最後までこう言ったのです。『予約したって言ってんだろ!』

 

私はついに自分で旅行会社に出向いて確認しに行きました。

 

担当者は目が点で、『パンフレットを取りに来て以来また来た客』という対応で『彼氏さん、予約はされてませんよ』と答えてくれました。

 

 

ここから私がA男とどんなやりとりをしたのかハッキリとは覚えてませんがA男は『予約したけどオレらケンカばっかしてて行かないと思ってキャンセルした』というようなことを言ったことをうっすらと記憶しています。

 

A男は結局予約してなかったことを認めたのかさえ覚えてません。旅行会社の人は『キャンセルというか…一度も予約されてませんよ』と言っていて私は恥をかいたのでキャンセルしたと言われたことまでは確か。

 

 

 

私はA男が予約してないことはわかってたので、それよりもなぜ最後までずっと嘘を突き通したのかが全く理解できずにいました。ここに来て、私とA男の間では、『A男は海外旅行の予約もしてないのにしたという嘘をついた』という事実がハッキリし、当然旅行にも行かずに終わったわけですが、この話はここで終わらなかったのです。

 

私とA男は、B君たちと遊ぶため、B君の運転でドライブしていました。

その時、何気なくB君がバックミラー越しにA男に尋ねました。

 

 

 

『海外旅行行って来たんだよね?どうだった?』

 

 

 

行先はなかなか行けない高級リゾート地。そんな場所に行って友達に言わないわけがない。B君はこのとき、私たちが海外旅行に行っていないことを知っていたんだと思います。

 

私は散々ケンカしたその話を持ち出さないで!とドキドキしながら平静を装って、A男が旅行に行かなかったことをどうやって説明するのかなと思いながら黙っていました。

 

 

するとA男は全くいつもと変わらない様子でB君に言いました。

 

 

 

『あぁ、行って来たよ!すごく良かったよ!』

 

 

ドキンと私の心臓は高鳴り、これはヤバイ…もう彼はくるとこまで来たな、私もこのままじゃいけない…と思っていました。

 

B君はそれ以上は突っ込まず、お土産一つもないことに対して何も言おうとしませんでした。

 

 

 

 

このB君は、見た目は少し話しかけにくそうな独特の雰囲気を持ってましたが、とても心の優しい人でした。私はB君がきっと私に言いたいことがあるんだろう、と思っていましたが、お互いに触れちゃいけないような空気に包まれていて何も言わない、聞かない、という状態が続いていました。

 

 

 

そうして、うっすらと残る愛情、、、イヤ単なる情が湧いてただけかもですが、なんとかA男に対してネガティブだけじゃない感情を持っていた私。そしてついに別れのきっかけになる決定的な出来事が起こりました。

 

ある日、私は、一度も使っていないクレジットカードの支払い請求電話を受けたのです。『支払いがまだされていないので〇〇日までに支払ってください』という内容のものでした。

 

 

『え…?』

 

 

意味がわからず、金額を聞くと、20数万円とのこと。

とっさにスキミングかも!と思った私。そこで銀行員にそれを伝えようと連絡したのですが、そこで伝えられたのは、クレカでショッピングしたのではなくてキャッシングに使っている、とのこと。

 

 

『ATMで引き落としされてるんですか?』

 

 

そう顔面蒼白で係の人に聞く私の隣にはA男がいました。

この時の彼の顔は今でも覚えています。

 

 

知らないフリをしてるが、心の中では動揺している、そんな感じに見えました。

 

 

『すみません…ちなみにどこで引き落とされてますか?』

 

場所を確認すると、1か所は私の家の近く。そしてもう1か所がA男の実家の近くだったのです。

 

電話を切って呆然とする私にA男は私の目を見てハッキリ言いました。

 

 

 

『俺じゃないよ』

 

 

 

私がこの時に思い出していたのは過去にしたA男とのやり取り。

普通に会話していたときに、彼が何気なく私の銀行のカードの暗証番号を聞いてきました。

さすがにすぐに答えなかった私ですが、この人と結婚するんだもんな、と最後に絶対悪用しないでよ、と冗談を言いながらサラッと暗証番号を伝えてしまっていました。

 

 

でも1回サラッと言っただけ。A男はいつも通り冗談まじりに『勝手に使うわけないじゃん』とかなんとか言っていたと思います。

 

あの笑顔の時、彼はしっかりと暗証番号を頭に刻み込んでたんだ…。

 

 

 

 

その場面がフラッシュバックして、私のA男に対する信頼は完全になくなっていました。

 

 

 

 

でもこの状態でハッキリ俺じゃないと言い切るA男。A男だろうと疑う私は、彼がぶちギレするのが怖くて『そうだよねわかってる、A男のわけないよね』としか言えませんでした。

 

 

そこから数日間、私はA男との生活を振り返って絶望感に襲われていました。

 

 

 

 

いつも買い物に行ってたとき支払ってくれたのはもしかして私のお金…?

 

クリスマスにも数万円のプレゼントをくれていたけど、それももしかして私から盗んだお金…?

 

本棚から消えたお金はもしかして…

 

 

ただ、A男にどうやって白状させようか…

暴力的になっていたA男に『私のお金盗んだのあんたでしょ』と言えなかった私。

 

 

 

そこからしばらくして、私はついにB君始め、A男の友人たちに呼び出されました。

B君たちは、私を気遣いながらもハッキリとA男の嘘を伝えてくれたのです。

 

 

 

『アイツ、社長じゃないよ。知ってた?』

 

『旅行…、行ってないでしょ?』

 

 

 

そして私は全てを知ることになったのです。

泣いている私に彼らは言いました。『ゴメンね、もっと早く教えてあげたかったんだけど、○○ちゃんがアイツのこと大好きなの知ってて言えなかったんだ』

 

 

 

この時、一緒に飲み会をした私側の女友達二人もこのことを知っていることを知って私はさらにショックを受けることに。

 

 

B君らが全て知っていることも励みになり、私はA男にハッキリと真実を確かめることにしました。

 

 

もしかしたら、自分がお金を盗んだことを気づかれたから逃げるかも…という思い、なんでこんなことを友人巻き込んでまでできたのか知りたい、という気持ち…いろいろ考えながらA男に会った私。

深夜のドライブでした。ドキドキしながら私は、A男に本当のことを言って欲しいと伝えました。

 

 

『ねぇ、東京行くっていうのは本当?』

 

ここで確かA男は私に『行くよ』と行った気がします。

 

そして私はB君たちにあなたは社長じゃないと聞いた、と伝えた、これが私の記憶。

 

 

私が全部知ってることを知ったA男は、突然泣き出しました。

 

『オレはもう終わった…』

 

『もう生きていけない』

 

『もう死のうかと思うわ』

 

 

てっきりA男が怒り始めると思っていた私は、彼の涙に戸惑いました。

ただ、『死のうかと…』と言い始めたとき、人気のいない場所をドライブ中だった私たち。

もしかしてこのまま事故って私と心中するかも…と恐怖に襲われた私は言いました。

 

 

 

『大丈夫!死ぬとか弱気になんないでよ!私が手伝うから仕事探そう!お金は稼いでから返してくれたらいいから…』

 

 

『俺なんか学歴もないしまともな仕事に就けるわけない』と泣く彼。

 

 

 

とりあえず泣いているA男をなんとか励まして別れると、後日私はA男とネットカフェに行きました。

 

今までの自信たっぷりで饒舌なキャラとは正反対で、塩をかけられたナメクジのように一回り小さくなってうつむくA男。

 

 

これが本当の姿か…情けない。。。

 

 

 

私は彼の仕事を探し始めました。学歴も職歴も大したことないけど、彼、口はうまいし面白いから営業職がいけるかも!と思った私は営業職をリサーチ。そして『履歴書書いたことない』という彼に代わって履歴書を書く手伝いもしました。

 

大した資格もない彼。希望する営業職の求人欄には『英語力のある人』と書かれていました。

 

 

 

彼は私がいるからいいか、と思ったのか、『英語できることにしよ』と言い『TOEIC○○点』という嘘を、履歴書に書いといてと言い、そして後日彼はこの仕事に就くことができたのでした。

 

 

この後、彼は本当に東京に引っ越して就職しました。嘘はともかく、彼にはやっぱり営業力があったようで、数か月ですぐに成績を出し始めました。

 

 

私から盗んだお金は借用書にサインしてもらったあと、この仕事の給料が入ったときに全額返却してもらいました。それから、今度は本当に彼のお金でプレゼントも買ってもらったような記憶があります。

 

 

 

『ここまでしてくれたお前と絶対結婚したい』

『年収1000万達成したら結婚してくれる?』

 

 

 

と私に言った彼。彼に対する情はありながらも『この2年は何だったんだ』と虚しい思いでいっぱいで、とてもA男と結婚する気にはなれず。

 

 

東京に引っ越す気もない私に気づいたA男は仕事が順調だったこともあり、私とアッサリ別れることに。

荷物を取りに行った私にはまだ彼に対していろんな思いがあり、最後に手紙を置いていったのを覚えています。

 

でも彼の部屋に荷物を取りに行った時、女の子との2ショットのプリクラを発見したので、彼はその後すぐに彼女を見つけたようです。

 

 

私は、彼の嘘まみれの生活から解放されたこと、暴言や束縛、アンガーマネジメント問題に悩まされて精神的にまいっていたことから、この結果でホッとしました。

 

 

ただ、結婚を本気で考えて本気で愛した人だったので、3日間はご飯も食べられず何もできず、ただ泣いていました。

 

 

 

そこから何年もたって、ナルシシストについて学ぶことになった私はこのA男を思い出し、彼について少しリサーチして今超有名企業の取締役に就いていることを知りました。

 

 

結婚して子供もでき、仕事も順調でとても幸せに暮らしているようです。

 

大手企業の取締役の彼と結婚した奥さんが羨ましいかというと…とんでもない。笑顔の彼の写真を見ても『奥さんは大丈夫かな…』と心配でたまりません。

 

人生が全てうまくいっているときはいいけれど、挫折を味わう時には…。

 

 

彼の人生の最悪な時期に私が付きあっただけかもしれません。

 

でも彼が2年も平気でいろんな嘘をつきまくり、履歴書にも嘘を書いたことは事実。お金を盗んだこともぶちギレて物を投げたり蹴ったりしたのも事実。

 

こんな一面がある人は芸能人でも有名人でも社長でも全く尊敬できない。

 

 

 

私は普通の優しい男だと思って付き合った相手が『典型的な尊大型ナルシシスト』だったことに気づいてから、改めてナルシシストの怖さを知りました。

 

 

そして、きっと今も彼氏や夫、上司がナルシシストと知らないまま彼らの思うままに操られているだろうという人達がいるのは間違いないと思います。

 

 

 

これだから怖いんです。彼は出会った当時は本当に魅力的な男でした。社長と嘘をついていたけど、今は本当に誰もが知る会社の取締役。高級車を持ってると嘘をついたけど、今は本当の高級車に乗ってます。地位も金もあり、笑顔が素敵で優しそうな気さくな男、となれば女性が寄ってくるのも納得です。

 

私は世の中のモラハラに遭っている女性たちが一人でもこのことを知ってくれることを祈ってます。それに、自分の周りにはいないからいいや、と他人事に考えるのは絶対良くないです。ナルシシストは実は結構あちこちにいます。

 

 

放っておけばナルシシストはどんどん増えていき、今度は自分の大切な子供たちの世代がこの虐待にあう可能性が増えます。みんながナルシシストの存在に気づき、この人たちから離れることで影響を受けないことが大切です。

 

 

 

 

 

※ナルシシストはもちろん女性もいますが多くは男性で暴力から逃げられない女性が多いのも事実です。

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