「あなたの旦那、双極性障害じゃない?」…違います。ナルシシストです。特徴は似てる二つの違い

ナルシシスト

みなさんこんにちは。私が元夫のモラハラに悩んでいたとき、同僚に「彼、bipolar(双極性障害)だねきっと」と言われました。何年も前、当時バイポーラーは多重人格の人、くらいにしか思っていなかった私にとって双極性障害という言葉はピンときませんでした。

 

双極性障害は躁状態とうつ状態を繰り返す病気ですが、この特徴の中にはナルシシストと似ている部分があります。でも実際はナルシシストと双極性障害は違います。ちなみに私のアメリカ人の友人に双極性障害と思われる女性がいますがこの女性と元夫は似てるようで全く似ていません。

 

今回は双極性障害とナルシシストの似ている部分はどんなところ?違いは何?ということを比べていきたいと思います。

スポンサーリンク

双極性障害とは

双極性障害は以前は躁うつ病と呼ばれていました。実は何年も前この「躁うつ病」と呼ばれていたころ、私の友人と共通の友人が躁うつ病らしい、という話を聞いたことがありました。

 

 

その時躁うつ病って??と思った私。躁と鬱を繰り返すと聞いたものの、名前からうつ病の一種かと思ってましたが、実際はこの二つは異なる病気で、治療も異なるそうです。参照

 

それもあって今は双極性障害という呼び方になったそうです。ちなみにこの双極性障害は英語ではBipolar Disorderと言い、このBipolar Disorderにかかっていると言われる有名人の中には、マライア・キャリー、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、メル・ギブソン、カニエ・ウェスト、そして最近ではセレーナ・ゴメスもバイポーラーの診断を受けたことを打ち明けています。

 

ちなみに、セレーナ・ゴメスが双極性障害と打ち明けたのはマイリー・サイラスとのインスタライブの会話の中。

実はマイリー・サイラスにはナルシシストの疑いがあります。これは心理学教授に名前を挙げられているんですが、たぶん世の中の多くの人が彼女の過去の言動からあまり反論しないんじゃないかと思います。私もきっとそうじゃないかと思ってましたが、今回セレーナとの会話でやっぱりナルシシストかも…と思うところを発見。

 

 

それが「相手の話を聞いてるようで聞いてない」態度。ナルシシスト(特にマイリーが疑われる尊大型ナルシシストの場合)自分の話はするけど人の話は聞かない、というのが特徴です。人の話になると、急に興味を失ったようになり、違う方向を向いたりするのが尊大型ナルシシストと心理学教授のDr.Ramaniが言っていますが、これがまさにこの時の「重大発表するセレーナ」に対する聞く態度に表れています。

 

話がそれましたが、双極性障害というのは精神分析医ドメニック・スポーテリ氏によると、「極端に気持ちが高揚する躁状態と極端に落ち込むうつ状態を繰り返す」ことで、これにより、「活動の変化」「睡眠障害」「考え方の変化」「態度の変化」などが起きます。

 

 

双極性障害にはⅠ型とⅡ型があります。(※以下スポーテリ氏による説明)

 

Ⅰ型…躁状態と鬱状態の感情の起伏がとても激しい。躁状態のときには、世界の頂点に立ったような気分になり、うつ状態になると非常に気分が落ち込みます。躁状態を「Mania」と言い、この「manic episode」と言う躁状態発症時に双極性障害Ⅰ型であるか診断されます。そして、躁状態とうつ状態の間には普通の状態がよく現れます。重要なのは、Ⅰ型はこの躁状態が7日間以上続くことです。

 

image:health.harvard.edu

 

この躁状態の7日間のうち、以下のようなことが3つ以上当てはまるのが診断基準。

 

  • distractibility…注意力散漫。簡単に気が散ってしまい、一つのタスクでさえ完成できない。
  • impulsivity…衝動性。持ち金以上の買い物をしたり、衝動的な決断をする。
  • grandiosity…非現実的な優越感。まるで自分が神様やスーパーヒーローであるかのような感覚を持つ。
  • flight of ideas…観念奔逸。考えが次々と方向も決まらずにほとばしり出る。アイデアや話題がころころ変わる。
  • increase of activity level…一度にいろんなことをする。こなせない量の予定を詰め込む。
  • Sleep issue…睡眠障害。寝る必要性を感じない。不眠症。1週間全く寝ていないのに大丈夫だという。
  • rapid and pressured speech…早口や大声でいつもよりよく喋るようになる。

 

一日のほとんどこのような状態が7日以上続きます。

 

重要なことだが、ほとんどの人が気にしていない躁病の原因は、

躁状態はある一つの医学的疾患や精神病によるものでなく、様々な要因が考えられる。甲状腺疾患や外傷性の脳損傷、側頭葉てんかんを始めとする全ての病気からなり得る。
またコカインなど薬物が引き金になることもある。

一生のうちにこのmanic episodeが一度でもあれば、Bipolar disorder type Ⅰと診断される。

 

ただ、そうだからと言って、普通の人の気分のアップダウンを「あぁ、この人バイポーラーだわ」と言うのは違います。この普通の人の気分の高揚と双極性障害の人の気分の高揚の違いは

健常な人…気分の高揚は「キャンプファイヤーの炎」くらい。
双極性障害の人…気分の高揚は「手の施しようがないほどの山火事」くらい。

 

 

Ⅱ型…躁状態と鬱状態を繰り返すが、躁状態はⅠ型より軽く、軽躁病である。軽躁状態が4日間続くのがⅡ型。

 

image:health.harvard.edu

スポーテリ氏によると、双極性障害の勘違いしやすいところは、躁状態かうつ状態のみを波のように繰り返すと思われがちだがそうではない、とのこと。

人により、躁状態が終わった後、何か月も「euthymia」といういわゆる普通の状態が続き、その後うつ状態になり、戻ってはまたうつ状態になる、そして今度は躁状態になる、というケースもある。

 

例:

躁状態…真っ赤なフェラーリで猛スピードでうねった道を走っている。

うつ状態…事故に遭って全てを失う。

 

実例では、双極性障害の医者や弁護士といった人が躁状態のときに1週間、2週間を行方をくらまし、家族が必死で探す間、本人はニューヨーク、マンハッタンにあるプラザホテル(The Plaza Hotel)の「ロイヤル・プラザ・スイート(1泊約300万円)に宿泊し、ギャンブルや売春、パーティーなどにクレジットカードを限度まで使いきるという今までしたことないことをしていた。

躁状態のときに、新しいビジネスを始めたが、躁状態が終わるとそのビジネスもうまくいかずうつ状態になる、など。

 

スポンサーリンク

ナルシシストとは

一方でナルシシストというのは、以下の特徴を一生繰り返す人たちです。

 

DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)にある以下のうちの5つ以上の特徴があればNarcissistic Personality Disorder(NPD)と診断。アメリカでは、医師の診断がなくてもこういう症状によって他人を精神的に虐待する相手のことをナルシシストと呼んでいます。

 

  1. 自己の重要性に関する誇大な感覚を抱いている。(業績や才能を大げさに話す、十分な業績がないにもかかわらず優れていると認められることを期待する)
  2. 限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。
  3. 自分が特別であり、ほかの特別なまたは地位の高い人達だけにしか理解されないと信じている。
  4. 過剰な称賛を求める。
  5. 特権意識が高い。特別扱いされることを理由なく期待している。
  6. 自分自身の目的を達成するために他人を利用する。
  7. 共感の欠如。他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。
  8. 他人に嫉妬したり他人が自分に嫉妬していると思い込んでいる。
  9. 尊大で倣慢な行動または態度。

 

これだけ見ると見分け方もそんなに難しくないように思えますが、ナルシシストにはわかりやすいタイプとわかりにくいタイプがあり、わかりにくいタイプの場合はうつ病であることもあるので、そこで双極性障害と似たように見えることがあります。

 

わかりやすいタイプ…Grandiose narcissist(誇大型ナルシシスト)Overt narcissistともいう。

わかりにくいタイプ…Vulnerable narcissist(脆弱型ナルシシスト)Covert narcissistともいう。

誇大型ナルシシストは成功者や社長、有名人などに多い、「私を誰だと思ってるの?庶民のくせに」というタイプ。

逆に脆弱型ナルシシストは控えめで優しそうだが、ずっと一緒にいるとネガティブで他人をねたんだり足をひきずろうとする人だとわかってくるタイプ。うつ病を患っていることもあり、うつ病の治療に行った時にNPDとわかるケースもある。

 

スポンサーリンク

アメリカはナルシシストと双極性障害の患者が多い国

アメリカはNarcissistic Personality DisorderとBipolar Disorderが多い国だそうです。ナルシシストは人口の1%と言われてますが、アメリカだと6%というデータがあり、バイポーラーの人は人口の1%と言われています。

ただ、ナルシシストは診断されていない人がたくさんいるので実際にはもっといると思います。(私の元夫も含まれてないし)

 

アメリカでナルシシストが多いのはとても納得。みなさんが知っているかはわかりませんが、アメリカ大統領(トランプ氏)はナルシシストと知られ、大統領に立候補したカニエ・ウェストは、診断された双極性障害です。

カニエが突然、おそがけに大統領候補に名乗りを上げたのも双極性障害だと納得ですよね…。

 

 

カニエは本当に大統領になりたいわけじゃないと思いますが(多分その器があると思い込んでるだけ)言ってみれば、2020年のアメリカ大統領選はナルシシストと双極性障害の患者の戦い。

 

 

確かにバイデン氏よりトランプ氏の方が日本の国益になるから日本人は応援したいかもしれませんが、アメリカに住む私はどうしてもナルシシストが国のトップに居続けることに抵抗を感じずにいられません。

今回のコロナ感染対策でもありえない程多くのアメリカ人が亡くなっています。自分は感染すれば特別待遇、でも多くの市民は命を落としています…。

 

 

スポンサーリンク

似ている症状

双極性障害とNPD、両者の似ている症状は、

 

Grandiosity…自分を神様かヒーローかのように勘違いする。自分の能力を過大評価し、威張って他人を見下す。

Depression…うつ状態。気分が落ち込む。

 

双極性障害の人は躁状態のときに「俺は無敵」「世界を救えるのは私だけ」という行き過ぎた誇大性に囚われる状態になり、ナルシシストは普段からこういう妄想上の自分を常に描いています。

 

双極性障害の人は、うつ状態のときに気分が落ち込んで人生に興味を失ってしまい、ナルシシストは脆弱型の場合は常に被害者意識に囚われて物事をネガティブに見ています。(誇大型も脆弱型の一面を見せる場合があり、同じ人間がこの両面を持っていてどっちかが強く表れているだけ)

 

ナルシシストである私の元夫と、双極性障害が疑われる私の友人女性の場合、

元夫…GrandiosityがメインでDepressionが時々見られた。

友人…Depressionがよく見られるが「絶対私なら大丈夫」というGrandiosityが調子の良い日には見られた。

 

元夫は完全にCovert Narcissistの特徴を持っています。友人はハッキリ打ち明けられてはいないですが『精神病がある』ことや病気で薬を飲んでいること、その他一緒にいたときの言動から双極性障害Ⅱ型だろうと推測。

 

ここから、一部のエピソードだけ聞くと、「バイポーラーじゃないの?」となったり「ナルシシストかもね」となったりするんだと思います。

双極性障害を持つだろう友人は今、子供の親権を失いかねない状況にあります。

私は、ナルシシストとは関わりたくないけど、双極性障害の人はそんな風には思いません。

 

ナルシシストが薬もないし治らない上に他人を精神的に攻撃するところ、双極性障害の患者さんは症状の緩和のための薬があること、他人を精神的に攻撃することがないこと、が理由です。

 

双極性障害の友人の子育てについてはまた別の記事で書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました