モラハラ夫は人格障害だからかわいそう…と思うあなたへ。その気持ち、危険です。

ナルシシスト

モラハラ夫が自己愛性人格障害(NPD)のナルシシスト(ナルシスト)だとわかった。そしてナルシシストは治らないこと、他人を踏み台にして自分の欲を満たす生き方しかできないこと、他人と心の繋がりを持てないこと、人を愛せないどころか自分も愛せないこと…

 

こんな人間になってしまったことをかわいそう…と思うことがあるかもしれません。

 

モラハラを受けたことのない人が、またはあまり関わらないけど上司がナルシシストっぽい、という場合に、『あの人、孤独なんだろうな、かわいそうだな』と思うことがあっても不思議じゃありません。

 

モラハラの被害を受けた人の中には、他人に尽くしたり他人を救いたいという心優しい人たちも多いので、精神的に傷つけられたにもかかわらず、『でもこの人もかわいそうな人なんだろう』と思う人もいると思います。

 

でもこの考え方は、とても危険なのです。

 

なぜなら、自分自身をさらに苦しめることになるだけでなく、モラハラ人間であるナルシシストを増やすだけだからです。

 

なりたくてなったわけじゃないからそんな風に言うの可哀そうでしょ、と言う方。なぜこの考え方が危険なのか、ご説明します。

 

 

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モラハラ夫がかわいそうだと思う理由

モラハラ夫や彼氏をかわいそう…と思う前に一つ知っておいた方が良い事があります。

それは、相手の『かわいそうという気持ちを利用する』のがナルシシストだということです。

 

モラハラ夫、ナルシシストは、Naricissistic Personality Disorder(NPD)の特徴を見せる人格障害です。これを治す薬はなく、本人は自分が人格障害であるという自覚はなく、もしも指摘されたら怒ります。

 

 

この人たちをかわいそうだと思う場合、おそらく次のような理由が考えられます。

 

 

モラハラ夫の生い立ちがかわいそう

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モラハラ夫、ナルシシストになってしまうのは幼い頃の家庭環境が影響しています。両親から過保護に育てられた、または逆に育児放棄されたり虐待されて育ったという場合です。

 

両親のどちらか、または片方がナルシシストの場合、子供は将来ナルシシストになるかナルシシストの被害者になってしまう可能性が高くなります。

 

 

モラハラ夫が幼い頃に両親に捨てられた挙句、引き取った祖父母に虐待されて育ったと知ったら、

『愛されずに生きてきたこの人もかわいそう』と思うのが普通です。

 

 

 

この時、モラハラはイヤだけど生い立ちが可哀そうだから仕方ない…と思っている方の中で気付いていない方がいるかもしれないことが、

 

 

生い立ちが不幸でもそこから這い上がって立派な人間に成長し、人に勇気を与えている人たちもいるということです。

 

 

生い立ちが不幸な人がみんなモラハラ加害者になるわけじゃありません。そのため、生い立ちが不幸だったから、愛情を注がれなかったから…はその後他人を精神的にいびり続ける正当な理由にはなりません。

 

 

モラハラ夫は障害者なんだからかわいそう

自己愛性人格障害っていうパーソナリティー障害なんだから自分でどうしようもない、望んでモラハラ夫になったわけじゃないから仕方ない、という理由です。

 

パーソナリティー障害は10タイプあり、症状の特徴別に3つのクラスターに別れています。

 

その中で、自己愛性人格障害はクラスターBパーソナリティー障害(B群パーソナリティー障害)のカテゴリーに入っています。

 

 

障害なんだからしょうがないよね…とかわいそうに思うだけに留まらず、そこから『だから私が支えなきゃ』『理解してあげよう』と思ってしまうととても危険なのです。

 

なぜならこの人格障害は、『他人を利用して生きることを何とも思わない』という人格障害だからです。

 

むしろ、オレのことかわいそうだと思うだろ?じゃあ○○してよ、となります。

 

 

 

確かに望んでこの人格障害を持ったわけではないはずですが、だから「かわいそう」と同情したところで、彼らが普通の人間に変わるわけでもなければ「同情してくれてありがとう」「君に救われたよ」と感謝することもありません。

 

死ぬ間際でさえ、「今までモラハラして申し訳なかった。本当は反省してるんだ」なんて言いません。

 

 

モラハラ夫が人格障害だからかわいそう…というなら、人間の健康のために狭い小屋に繋がれミルクを大量に提供した挙句にいらなくなったら殺されてしまう牛の方がずっとかわいそうです。

 

 

 

自分を愛せなくてかわいそう

モラハラ夫は妻や子供を愛してないどころか自分のことも愛していません。

 

自分が愛されてないとわかって悲しくなっても、モラハラ夫は自分の事さえ愛せないんだと思うとかわいそうな気持ちが湧くかもしれません。

 

そこでなんとかしてあげたくなったとしても私たちにはモラハラ夫、つまりナルシシストを変えてあげることはできません。

 

愛されずに育った挙句に自分も人を愛せないのは悲しいことですが、「せめて私だけは彼を愛してあげよう」と思っても、彼からは愛情が返ってくることはありません。

死ぬまで彼に愛情を注いで頑張ったとしても、誰かが「モラハラに耐えて凄いね、頑張ったね」とは言わないし、モラハラ夫がそのことに心から感謝する日はやってきません。

 

 

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かわいそうだと思ったときに起きる可能性があること

モラハラ夫が上記のような、もしかしてそれ以外のいろんな理由でかわいそうだな、と思った場合に起きる可能性があることは、

 

  • 共依存関係
  • 自己犠牲
  • ナルシシストの繁殖

 

お互いに依存してしまう共依存関係。モラハラ夫は被害者になりきり妻を利用し、妻は誰よりも夫を優先し、友人との約束があっても断ったりしてしまいます。

 

 

かわいそうだから私が何とかしなきゃ、という気持ちが自己犠牲に繋がります。誰かのために役に立つことに生きがいを感じる、という人がナルシシストのモラハラに耐え続けているケースもあったりします。

 

そして、ナルシシストと離れず深く付き合っていた場合に、子供がナルシシストに育ってしまう可能性もあります。共依存する母親を見てその環境に慣れてしまい、成長した子供がナルシシストに惹かれてしまう場合もあります。

 

 

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かわいそうだと思われたモラハラ夫がすること

 

 

自分をかわいそうだと思ってくれる人を狙っているのもモラハラ男です。その気持ちを利用することができるからです。

 

 

かわいそうだと共感できるっていうのは本来素晴らしい性格なのでそんな素敵な長所を変えるべきじゃないと思います。

 

 

でも、その優しさは、普通の人に向けるべき優しさです。

普通じゃないナルシシストのモラハラ夫に向けてしまうと、その優しさを利用されます。

 

 

もともと、モラハラ夫を引き寄せてしまいやすい性格の中に、この共感しやすい人が含まれていますが、その時に相手がナルシシストと気づけば避けることができますが知らないと簡単に捕まってしまいます。

 

 

私がまさしくそうやって元夫に捕まりました。出会った頃に自分の不幸な生い立ちを話してきたとき、私は「この人、たくましいしどっしり構えてるようだけど本当は寂しい思いをしてきたんだね…私がこの人に愛ってものを教えてあげよう」

 

なんて無知な私は思ってしまったのです。

 

 

 

ナルシシストが不幸話をしてくるとき、ターゲットにした共感しやすい人を捕まえるか、その後のモラハラを正当化するといった目的があります。

 

当然、ナルシシストの元夫はそんな私の同情心を利用し、ことあるごとに「オレは両親がいなかった」「意地悪な年寄り女に育てられた」と言っては私をイビる理由にしていました。

 

 

もっと言うと、私は他にも違うタイプのモラハラ男と付き合ってしまいましたが、この人の場合も被害者ぶって(時には泣きじゃくり)私の「かわいそう」という気持ちを利用していました。

 

 

かわいそう…という気持ちはモラハラ加害者にとってとても使える便利な感情です。

 

 

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モラハラ夫にかわいそうという気持ちは必要ないのか

人格障害のモラハラ夫に対して、「かわいそう」と思うことで彼らからの虐めによる苦痛を和らげることができる人もいるかもしれません。

 

でも私は、かわいそうという気持ちがモラハラ夫に向くことは危険なことだと思っています。

 

 

その理由は、かわいそうと思うと彼らを適当にあしらった自分に「罪悪感」を感じてしまう可能性があるからです。また、離婚を突き付けてしまったら、彼らを捨てた罪悪感に苛まれることがあるかもしれません。

 

 

私たちは罪悪感っていう気持ちに心地よくはなりません。悪いことをしたと思うと自分を責めてしまうこともあります。何かしてあげたい、謝りたい、といった気持ちになります。

 

 

彼らの暴言や嫌味、イジメに対して「かわいそうな人、また何か言ってるわ…」と思うんじゃなく、モラハラ夫のナルシシストに対しては「感情のスイッチを完全に切る」のが一番良いのです。

 

 

実際に私が元夫の暴言を「ハエが言ってることにしよう」と決めて「ハエがまたなんか言ってる、かわいそうに」と思ってみたことがありますが、心がまったく晴れないどころかどんよりしたままでした。

 

 

それは、そう言ってみてもやっぱりムカつくからです。

 

ハエならハエ叩きで思い切り叩きたくなるし、ロボットだと思えば、金づちで叩き壊したくなるしどっちにしても持ちたくない感情、なりたくない自分に近づいてしまいます。

 

でも、感情のスイッチを切ってしまえば、何も思いません。

 

 

そうはいってもどうやって感情のスイッチを切ったらいいのよ!どうやってもむかつくのよ!という方もいると思いますが、この時のポイントはこれです。

 

 

相手じゃなく、自分がロボットになる。

 

 

ナルシシストへの正しい対処法は「グレイロック(グレーロック)」と言って、まさに灰色の石のようになりきることです。かわいそう、むかつく、などの感情は一切いりません。

 

 

もちろんナルシシストであるモラハラ夫に対してだけ、です。彼らが大泣きしていようが、怒り狂っていようがそこに「人格障害だからかわいそう…」なんて気持ちはいらず、「ふーん」だけで良いということです。

 

 

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まとめ

モラハラ夫にかわいそうという気持ちはいりません。

その優しい気持ちは、人を傷つけてはいけないよ、と学んだ健常な人たちに向けて欲しいです。

確かに人格障害は悲しいですが、かわいそうという気持ちをもったところでモラハラ夫が他人を傷つけ続けることに変わりはなく、またかわいそうと思うことで自分自身が罪悪感を感じてしまうかもしれません。

 

何よりも、彼らはかわいそう、という気持ちでさえ利用するのでそこが一番危険かもしれません。

 

 

 

 

 

 

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