みなさんこんにちは、アメリ子です。きのう、モラハラ元夫が夢に出てきました。その夢から覚めたあと、私は思い出していました。元夫の味方をする人たちのことを…。
みなさんは、モラハラ男にされた意地悪を伝えた時に「あの人は過去に辛い経験をしてるからしょうがないのよ」
とか、モラハラ上司のことを同僚に話したら「え?どうしてそんなこと言うの?あの人皆を笑わせてくれるし残業してるとコーヒー買ってくれたりするのに…」
とか、モラハラ男をかばう人に出会ったことはありませんか?
その時本人は必ずしもモラハラ男をかばうつもりで言っているわけではありません。
ところが、モラハラ男ナルシシスト(ナルシスト)と付き合っているとこういった人が必ず出てきます。
今日はそんなモラハラ加害者の味方をするフライングモンキーについてご説明したいと思います。
奇妙な夢
まずフライングモンキーのことについてご説明する前に、それを思い出させた私の夢の内容もお伝えしようと思います。(時間のない方は飛ばして次の項目をご覧ください)
橋の上に10数人の人たちがランダムに立っているシーンから始まりました。
何かを待っているように雑談しながら立っている人々。
私がその橋への階段を登りきると、そこには見慣れた顔がありました。
それは元夫オリバー。
彼は橋の欄干に1人もたれかかって黙ってどこかを見つめていました。
するとそこになぜか赤ちゃんが一人でハイハイしてやってきました。
赤ちゃんの周りに両親はいません。
そして赤ちゃんはオリバーのすぐ隣で橋の欄干を登り始めました。
「危ない…!」
あっという間に登ってしまった赤ちゃんに手を伸ばした私。その瞬間になってやっと赤ちゃんの存在に気づいたオリバー。
橋は10mくらいの高さで下はコンクリートです。落ちたら命はない…、もうだめだ間に合わない…
と思った瞬間、大男のオリバーがスーパーマンのように欄干を飛び越えて空中で赤ちゃんを抱きしめ、そのまま10m下の地面に丸まった状態でドーンと落ちたのです。
周りの人たちが悲鳴をあげ、私は恐怖で震え、その場の全員がパニックになっている中、救急に電話をした私。
「救急です、どうしました?」
「私の元夫が橋の上から赤ちゃんを抱えたまま落ちたんです!!」
泣きながら震える声で伝えた私。
皆がざわざわ騒いで「大丈夫か!」と言う中、オリバーはすっくと立ちあがり、「赤ちゃんは無事だ」と言い親の元へ赤ちゃんを運んでいきました。
そしてオリバー自身も全くケガをしていませんでした。
オリバーはその場にいた人たちからヒーローとして感謝され、称賛を浴びていました。
この時、正直に言うと私にはオリバーはきっと複雑骨折とかしているに違いないし、それも人をイジメ続けた罰だわ…という気持ちが一瞬よぎっていました。
救急に電話しながら橋の階段を駆け下りていた私は、彼が全くケガもなく生きていたことをその時は知らず、騒動が収まった後に知ったのです。
電話を持ったまま橋を降りた時、橋の下にあったジムの中に入っていったオリバーを発見した私。
彼に思わず声をかけました。
「大丈夫!!!?」
数回大声を出した私を無視してジムの中に入り、ウェイトリフティングを始めたオリバー。
もしかして無視されたかな…と思った私は、扉のないジムの中にいる彼にもう一度「大丈夫!?」と何回か叫びました。
するとオリバーは、聞こえてるぜ、という顔をしてこっちを向き、何も言わないままニヤリと不気味な笑顔を浮かべました。
オリバーは突然ものすごくムキムキになっていて、その筋肉を自慢するように私に力こぶをつくって再び不気味な笑顔を浮かべました。
次に私は大学の授業に参加していました。
私の席は一番後ろ。
さっきの橋から落下したオリバーと赤ちゃんの件で疲れていた私は居眠りしていました。
授業はアート。途中でハッとして起きた私は、周りをキョロキョロ見回し、「ヤバい!授業に遅れる!」と隣の女の子に「え!今何やってたの?」と聞きました。
「この塗り絵を完成させちゃったら次のことやるんだって」
大きな塗り絵をしていた彼女を見て同じ絵柄をもらいに先生のところにいくと、他にも生徒が並んでいました。
しばらく待ってやっと先生のところにつくと「あっちでもらってきなさい」と違う場所を指定されたので、その指定された場所にいた男の人に声を掛けました。
「あの塗り絵の紙ください!!」
すると男の人は意地悪そうに言いました。
「もうしまっちゃったから嫌だよ。鍵かけちゃったし。あっちで買ってきな、同じもの売ってるから!」
無料でもらえるものを買わなくちゃいけないのは居眠りしてたから仕方ないとはいえ、たらい回しにされ焦りが募る私。
今度は女の人のところへ行き、塗り絵を用意してもらうと、女の人は言いました。
「その塗り絵、おまけがついてるからあげるわよ、待ってて」
ところがそのおまけを用意するのに手間取る女性。私の後ろには長い行列ができ、その人たちは「遅い」と言って立ち去ってきました。
なぜか可愛く包装された塗り絵とおまけを握りしめてレジに行くと、男の人が言いました。
「そんなん買わなくてもあそこにまだ置いてあるよ。もったいないから探してきなよ」
いや、ここまでめっちゃ時間かかりましたから…と思いながらも、あそこにある、と指をさされたので「ちょっと見てきます!」と言って教室内を探しに行った私。
ところが、塗り絵はみんな新しい物に差し替えられていて、もう同じものはなくなっていました。
レジに戻ると男の人は言いました。
「え、もうそっちで見つけたと思ったから塗り絵は返却しておいたよ」
「ええっ!!Σ(゚Д゚)」
ハァハァゼイゼイ(*´Д`)して、呼吸が浅くなったところで起きたのでした。
フライングモンキー
なぜこの夢が私に元夫の味方をする発言をする人たちを思い出させたのか、というと、この「ヒーロー」になりきるオリバーと、彼をヒーローと信じる周りの人たち、そして彼のヒーローでない裏の顔を知る私に降りかかる災難…まさしく私の過去の体験そのもの、そして今回のテーマのフライングモンキーに似ていたからです。
「フライングモンキー」と言います。

フライングモンキーは何をする?
具体例
ナルシシストから吹き込まれた私たちの悪口を他の人に言いふらしたり、私たちを直接批判します。私たちが言ったこと、したこと、など自分が被害者になるように事実がねじ曲がっていることも多々あります。
モラハラ男ナルシシストがフライングモンキーを生み出す方法
危険なタイミング
フライングモンキーへの対処法
まず、やってはいけないこと
フライングモンキーに対してやってはいけないことは、彼らに対して自分の正当性を主張することです。
フライングモンキーは既にナルシシストから自分サイドの都合の良い話をインプットされて信じ込んでいる人たちです。この人たちがもしも対等な立場に立って本当はどうなの、という真実を突き止めるつもりなら、ナルシシストからの話を聞いた後に私たちの話を聞きに来るはずです。
それをしていない時点で、もう既に私たち側の話を聞く姿勢はほぼないため、私たちが自分側の状況を必死で説明しようが彼らの考えを変えるのは難しいのです。
シーン別対処法
1 行動をチェックしてくる場合
ナルシシストと別れた後、自分の行動をチェックされるのを防ぐためにSNSをプライベート設定にします。危ないのはフェイスブック。偽アカウントを作ってナルシシスト本人が友達申請してくることもあれば、謎の人物から友達申請があることもあります。
これはナルシシストと別れた後、何年か経ってからもスパイされる可能性があります。知らない人からの申請はできるだけ受けないのが良いかもしれません。
2 誹謗中傷してくる場合
ナルシシストに吹き込まれた悪人像の私たちを信じ、私たちに直接攻撃してくるフライングモンキーに対しては彼らが「アレ?この人実はいい人なのかも…?」と思うような態度を示します。
自分に対する悪口には反応せず、ナルシシストの幸せを願ってます、といったメッセージで返すということです。
フライングモンキーは始めから私たちを虐待しようとしていたのではなく、ナルシシストの誹謗中傷キャンペーンによって催眠術にかけられた状態なだけなので、私たちの態度によってはその催眠が溶けるかもしれません。
しつこく誹謗中傷してくる相手は完全に無視、そしてブロックします。
3 集団で何か言ってくる場合
できるだけフライングモンキーたちと離れるのが一番ですが、どうしてもそれができない場合には、話に巻き込まれないようにします。感情的に反応しないようにする、というのがポイントです。
話さなくてはいけない状況になった場合は、なぜあなたはそう思うんですかという理由を聞き出します。なぜならナルシシスト側から聞いた一方的な事実かどうかもわからない話を信じていることがあるので、本人がどういった事実をもとにそう発言しているのかを聞き出す、ということです。
この時の狙いは、フライングモンキーに対して「自分は事実かどうかよくわからない話を信じてこの人にアドバイスしてる。この人側の話は聞いたことなかったわ」と気づかせることなので、自己防衛はせず、相手の考えの元となる事実を探るだけです。自分で催眠から目覚めてもらえたら成功です。
フライングモンキーが謝ってきた場合
フライングモンキーを避けるには
大事なこと

もしも普段から、他人から聞いたゴシップを鵜呑みにせず両方の立場に立って判断している人だったら、いざ自分がナルシシストのターゲットになったときにフライングモンキーにさせられそうになった人たちがそうなるのを避けることができるかもしれません。
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