他人を利用したり、威張り散らしたりしているモラハラ加害者のナルシシスト(ナルシスト)と友達になる人っているの?なんで仲良くしようと思うわけ?ってふと思ったりしませんか?
ナルシシストと一緒にいた人たちは、精神的苦痛を与えられてすぐにでも逃げ出したくなっていると思いますが、そんな嫌な奴であるナルシシストの中には、友達が多い人がいます。
そして反対に友達が全然いないナルシシストもいます。
私の過去、現在のナルシシストの中にも両方のパターンがいます。
今日は、ナルシシストって性格悪いのになんで友達が多い人もいるの?逆に全然友達いない人ってどんなナルシシスト?ってことについて執筆していこうと思います。
友達の多いナルシシスト
友達の多いナルシシストは、尊大型のナルシシストです。尊大型のナルシシストというのは、社長や芸能人、有名人、など成功している人に多いタイプのナルシシストです。
この人たちはもともと外交的で目立ちたがりなこと、他人を蹴落としたり利用してでものし上るタイプの人なので成功していることが多いのですが(その道筋ではいろんな人が傷ついてますが)そうやって権力や金、地位などを得ることによって低い自己肯定感を満たしている、というのが本当の姿です。
そうして成功している自分を世間にアピールするためにFacebookやインスタ、ツイッターなどあちこちのソーシャルメディアで自分の持ち物や交友関係などを拡散しまくります。
友達がいっぱいいるように見えるが、みんな浅い関係
尊大型ナルシシストは常に人から評価をされたりほめられたり、羨ましがられないと生きていけず、それがエネルギーとなっているので、一人きりで過ごすということは耐えられません。
それでも、他人と心の繋がりを持ったり深い関係になることを避けるのがナルシシスト。じゃあどうやって友達を作るのか…というと、お金のあるナルシシストの場合は、そのお金を利用します。
ヘアスタイリスト、スタイリスト、行きつけの店、ハウスキーパー、マッサージ師、ベビーシッター、パーソナルトレーナー、コーチ…などなどにお金を使い、自分のまわりにいろんな人たちをキープしておこうとします。
そこまでお金がない場合は、BBQやらホームパーティーやらをして人を集めます。
尊大型ナルシシストにとってはこういった称賛や評価は空気のようなものなので、常にないと困るのです。
友達のいないナルシシスト
一方で友達がいない、または少ないのが脆弱型ナルシシストです。
このタイプは内向的なため、友達を作ることが苦手です。パーティーに参加しても隅の方で他の人を眺めては「アイツの髪型変」「こいつくだらん話ばっかだな、こんなパーティー時間の無駄」とブツブツ文句を言ったりします。そもそもパーティー自体苦手なのでまず行こうとしません。
本心ではない
とはいえ、尊大型も脆弱型もナルシシストでルーツは同じです。基本的に、傲慢で自分は能力も高く特別な存在だと思い込み、他人を利用するといった性質のため、尊大型は人を集めて称賛などのサプライを得る一方で脆弱型は「世間はオレのすごさをわかってない」と被害者ぶっては他人から励ましてもらったり仕事を見つけてもらうなどします。
この脆弱型ナルシシストは「君は僕のベストフレンドだ」とか「オレが(俺と子供が)いればいいだろ?」ということがあります。友達が作れない自分のように相手も孤立させようとします。
ベストフレンドだ、とか言っておきながらモラハラします。
私の元夫のように『俺は一人のが楽だし、一人の方が楽しい』という脆弱型ナルシシストもいると思います。これは本心では嘘です。本当は一人でいるのは嫌だし、自分の脆弱さに押しつぶされて死んでしまいそうになるからです。
脆弱型ナルシシストは対面では友達ができにくいので、オンラインで友達を作ろうとする人もいます。
健全な人とナルシシストとの「友達」の違い
健全な人にとって、友情とは、「思いやり」「親切心」「真心」「リスペクト」「繋がり」「共通の趣味」「信頼」などによって成り立っていますが、ナルシシストは残念ながらこの中のどれ一つも深く持っていません。
そのため、たくさんの人に囲まれて人望があるように見えるナルシシストであっても、実はそれは表面的なつながりだけです。
例えば、素敵なパーティーに誘ってもらったから、いつもうちのヘアサロンを利用してもらってるので、上司なので…といった理由で人が集まっているだけだったりするのです。
健全な人にとっては、それは「友達」とは言わないよ、という関係ですが、ナルシシストにとってはそれが友人です。
友人がナルシシストだった場合
自分が友人だと思っていた人がナルシシストだったという場合もあると思いますが、もしナルシシストと友達だった場合、いつも彼らのドラマに付き合わされるのでとても疲れます。
彼らを褒めてあげないと機嫌が悪くなったり、彼らのプラン通りに物事を進めないといけなかったりするためです。
そして連絡してきた理由は、自分が欲しい物を得るため、またはどこかに行くのに一緒に行って欲しい、などといった自分の利益のためです。
最悪なのは、ナルシシストは付き合っていた相手、結婚していた相手を突然捨てることがあるように、友人の事も突然捨てることがあるということです。
自分にとってもっとメリットがある友人が見つかった場合です。お金のある人、ステイタスの高い人、コネや権力のある人…といった人たちです。
利用価値がなくなれば、捨てる…そうしてナルシシストは今まで仲良くしていた「友達」だったはずの人からの連絡を一切無視します。
ナルシシストとケンカ別れすると…
ナルシシストから突然連絡を断ち切られて捨てられた場合、ショックですが喧嘩別れするよりマシ、と思うのが良さそうです。
というのもナルシシストは自分の批判をしたとか味方をしてくれなかったという場合に、仲の良かった友人の悪口を言って回ったり、評判を落とそうといった反撃行為に出るからです。
相手を徹底的に潰そう…といった悪意の塊になるため、そうやって喧嘩別れするよりは、連絡を絶たれた方が平和です。
ナルシシストが「友達」と偽る時
自分の都合が良い時だけ友達となるナルシシストのもう一つの特徴は、自分にメリットがある人物を親しくないのに友人かのように第三者に話すということです。
例えば、会社が企画したイベントでたまたま人気芸能人に会ったという場合に、一度会って少し喋っただけなのに、他の人にその芸能人と自分は友達だ、みたいに話します。
これは私にとても思い当たることがあります。過去に付き合った尊大型ナルシシストが、日本人ならほとんどの人が知ってるだろう政治家と一緒にゴルフをしたと言っていたこと。
今思えば、たまたまゴルフ場にその人がいた、とか少し喋ったとかいう程度だったんじゃないかと思いますが、当時私に「オレは社長」と嘘をついていた彼が、その話に信憑性を持たせるために、ゴルフも政治家も興味のなかった私に伝えてきたんだろうと思います。なぜ彼の話を信じたのかというと、私の家族もその政治家と話したことがあったり、知り合いが本当に友人だったため、あってもおかしくないなと思ったからでした。
ナルシシストは自分のステイタスをあげるため、権力のある人に近づきたがります。いろんなパーティーに参加したり、知り合いのコネを使ったりします。そうして成功し、「有名人」「芸能人」と知り合うことができたらもう用なし!となるのは、そういった権力や知名度、金、ステイタスを特に持たない昔からの友人となります。
本当の友達がいない
一見いろんな経歴やステイタス、人脈を持つ人たちに囲まれて寂しさとは無縁に見えるナルシシストですが、実は本当の友達と言える人はいません。
それは彼らが自分の脆弱性をさらけ出して本音で語り合う友人を作ることができないからです。
ナルシシストが他人と関わるのは、取引と同じ。何かを得られるからその人と一緒にいる、というように友人を選ぶ彼らの相手も、ナルシシストが給料をくれる人だったり、ナルシシストが誰かを紹介してくれる、ナルシシストとビジネス上の付き合いがある、といった利害関係があるから付き合っています。
そのため、ナルシシストは風邪をひいてもボランティアでお見舞いに来てくれる人がいなかったり、ビジネスで失敗して大損しても助けてくれる人がいなかったり、単なる別れ話や愚痴を長々と聞いてくれるような人がいなかったりします。
そういったことを考えれば、尊大型を含めてもナルシシストには友達はいない、というのが正解なのかもしれません。
まとめ
性格悪いナルシシストたちに友達はいるのか…?この答えはYES, some of them but they are not real friends!です。尊大型ナルシシストは人に囲まれていないと生きていけないので金や権力など使えるものは使って人を集めます。
その時、できるだけ権力者や金持ち、ステイタスの高い人を見つけようとします。
もしもそういった人たちと知り合えたら、昔からの友人をあっさり無視して捨てる人もいます。中には、自分を批判したり味方してくれなかった友達の縁を切るだけじゃなく悪口を言いまくったり誹謗中傷して評判を落とそうとするナルシシストもいます。
また、友達なのに長い間連絡を絶っていて、急に連絡してくるというナルシシストもいますが、それは相手を利用したいからです。
自分の評価を挙げたくて、有名人と友達かのようにふるまう人もいます。
脆弱型ナルシシストは友達がゼロかほんの少ししかいません。内向的で友達を作ることが苦手なことに加えて、心の繋がりを持てないためです。
ナルシシストたちがナルシシスト的な特徴を見せる前の小中学生~大学生くらいまでに友人になった人たちは、自分の友人がナルシシストと気づいていないため、友人のままでいることがあります。しばらく連絡をとっていなかった、という場合には特に久しぶりに連絡が来ても不思議に思うこともないのではないかと思います。
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