モラハラ(夫)と亭主関白、ナルシスト(ナルシシスト)の虐待の違い。

ナルシシスト

みなさんこんにちは。今日もまた、ナルシシストについてしっかり講義を受けてきて脳ミソパンク状態のアメリ子です。今日ある日本のテレビ番組を見ていて、モラハラについて誤解を招きそうなアドバイスを聞いてしまいとても衝撃を受けました。

 

今回はナルシシストから子供を守る方法について書こうと思ってましたが、それ以前にモラハラと亭主関白、ナルシシストによる虐待の違いがハッキリわかってないとそれを書いても「フーン、私には関係ないわ」と思う方もいるんじゃないかと思ったので、タイトルの件をハッキリさせておこうと思います。

これを知らないとたぶん間違ったアドバイスを聞いてもそのまま受け入れちゃうんじゃないかと思います。(モラハラ被害初期の頃の自分を思い返すとそんな気がします)

 

 

そもそもこのブログを読んでくださった方の中でも、モラハラとナルシシスト(ナルシスト)とか、このアメリ子って人何言ってんの?よくわかんないわ、って思った方もいるかもしれません。

 

 

そうですよね!ややこしいですよね。。<(`^´)>

 

心理学の最先端と言われるアメリカでもナルシシストについて正しい知識のない(or深く学んでない)セラピストやカウンセラーが多いそうですし、頼みの綱になるはずの弁護士や裁判官の中でも知らない人がほとんどと言われています。

 

 

モラハラは英語では「emotional abuse」ですが、emotional abuseとは別に「Narcissistic abuse」という言葉があり、それがこのブログで書いている内容です。でもこの二つは別物っていうわけじゃありません。そして日本では、モラハラにとっても似ている「亭主関白」って言葉もあります。だから余計にややこしくなっています。

 

 

そもそも「モラハラ○○」という言い方をしていると世間の勘違いはいつまでも続くんじゃないかと思いますが、とりあえずこれを読んでくださっている方にスッキリ理解してもらえたら嬉しいです。

 

 

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モラハラと亭主関白

日本に住んでたら、モラハラ夫のことを相談した時に「亭主関白なんだね」と言われることがあると思います。

私もまさにそのワードを持ち出されたことが何度かあります。その時に私が感じたことは、「亭主関白か~、、でもなんか違うんだよな…」ということでした。

 

モラハラとは

モラハラは「モラルハラスメント」の略で精神的な嫌がらせを意味することはほとんどの方が知っていると思います。精神的な暴力として知られるモラハラですが、これを英語圏で伝えようとすると「emotional abuse」を受けているっていう言い方になります。

 

emotional abuseって具体的に何が含まれるの?と言うと例えば

  • 相手に変なあだ名をつけて呼ぶ
  • 批判ばかりしてくる
  • 浮気を繰り返す
  • 嘘ばかりつく
  • ガスライティングする
  • 無視する
  • 公の場で言われたくないことを言われ恥ずかしい思いをさせられる
  • 行動を制限してきたりチェックしている

 

などなどいろいろあるんじゃないかと思いますが、要するに相手が精神的に苦痛だな…と感じるような行為をすることです。

 

モラハラは精神的暴力にあたるので、身体的暴力は含まれません。

でも、精神的なものでも身体的被害が出ます。不眠症になったりパニックアタックが起きたり、頭痛や胃痛が起きたり、いろいろします。

 

そして、こういう精神的な嫌がらせをする人が夫なら『モラハラ夫(モラ夫)』妻なら『モラハラ妻』、上司なら『モラハラ上司』などモラハラ○○って呼ばれるわけですよね。

 

で、ここで終わってしまうと誤解が生まれてしまいます。

 

 

亭主関白とは

この亭主関白っていう言葉、昔からありますが、漢字から想像する意味くらいしか知らないですよね。

「夫に聞かないと勝手に決められないの」って聞けば「○○さんの旦那さん、亭主関白なのね~」と言ったりします。

 

「亭主(夫)が絶対的な権力を持つ」

って意味では、モラハラ夫と同じじゃない?って感じがしますよね。でも実は全然違ったんですね。

 

 

亭主関白の由来や本来の意味はなんでしょうか。まとめてみると…、

 

「亭主」…「亭」は高くそびえ立つ建物。亭主とはそういう家の主人をさす。夫の意味で用いられるようになったのは江戸時代中期ごろ。本来は尊敬を込めた意味がある。

「関白」…成人の天皇を補佐する官職。最終的な決裁者は天皇だが、天皇と関白が協議などを通じて合意を図りながら政務を進めることが基本。

 

亭主関白…亭主が関白のように家庭内で威張っている状態を指す。

 

家庭内で威張っているけど、尊敬される存在でもあったってことでしょうか。

 

 

昭和時代に生まれた方なら(もちろん私も)さだまさしさんの「関白宣言」という歌を聞いたことがあると思いますが、この歌詞の中にもヒントがあると思います。

 

 

お前を嫁にもらう前に 言っておきたい事がある
かなりきびしい話もするが 俺の本音を聴いておけ
俺より先に寝てはいけない
俺より後に起きてもいけない
めしは上手く作れ いつもきれいでいろ
出来る範囲で構わないから
忘れてくれるな仕事も出来ない男に
家庭を守れるはずなどないってこと
お前にはお前にしか できないこともあるから
それ以外は口出しせず黙って俺についてこい
お前の親と俺の親と どちらも同じだ大切にしろ
姑小姑かしこくこなせ たやすいはずだ愛すればいい
人の陰口言うな聞くな
それからつまらぬシットはするな
俺は浮気はしない たぶんしないと思う
しないんじゃないかな ま、ちょっと覚悟はしておけ
幸福は二人で 育てるもので
どちらかが苦労して つくろうものではないはず
お前は俺の処へ 家を捨てて来るのだから
帰る場所は無いと思え これから俺がお前の家
子供が育って 年をとったら
俺より先に死んではいけない
例えばわずか一日でもいい
俺より早く逝ってはいけない
何もいらない俺の手を握り
涙のしずくふたつ以上こぼせ
お前のお陰でいい人生だったと
俺が言うから必ず言うから
忘れてくれるな 俺の愛する女は
愛する女は 生涯お前ひとり
忘れてくれるな 俺の愛する女は
愛する女は 生涯お前ただ一人

 

赤字部分だけ見ると「ハ?何言ってんの?」とイラっとしますが、

青字部分を見ると「そうだったのか…」と愛情を感じますよね。

この歌詞、最後まで聞いたらめちゃくちゃ泣けませんか?

 

この歌はさだまさしさんが、ダメになったと言われる男性たちに喝を入れる意味を込めて強気な歌詞にしているのだそうです。

 

 

ということは、亭主関白っていうのは、「夫が偉そうにしているけど、その背景には相手への思いやりや愛情がある」っていうことになりませんか。

 

そうなると、相手を精神的に虐めるモラハラと亭主関白とは全然意味が違うってことになります。

 

相手を精神的虐待しても自分が絶対的権力を持ちたいモラハラ夫。

相手を思いやった上でオレに任せろ、ついてこいというのが亭主関白な夫。

 

 

歌詞の中で言えば、赤字だけならモラハラ、赤字と青字なら亭主関白。

 

モラハラ夫のことを『亭主関白なのね』と言われたら、全力で否定しなければいけなさそうです。

 

「亭主関白だ」と言い聞かされるとしたら、それはガスライティングになってしまいます。

 

 

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モラハラ夫はそんな簡単ではない

ここで私がショックを受けたTV番組での解説について触れさせてもらいたいと思います。

大好きな番組の中でモラハラと亭主関白の違いについて説明しているカウンセラーの方がいました。

この方はこの違いをこう説明しています。

 

亭主関白…昔の家庭は大黒柱である男性が外に働きに行き、女性が家を守るという家が多かったため、「お父さんのおかげ」と持ち上げる傾向にあった。そのため、亭主関白とは家族が認めている形。

 

モラハラ夫…周りはよく思っていないが本人は「なぜオレの言うこと聞かないの?」と認めてもらいたがっている人。

 

 

モラハラに関しては、説明が薄い気もしながら、この違いはフムフムとってもよく分かる…と聞いていました。でも私が驚いたのは次のモラハラ夫への対処法でした。

 

 

モラハラ夫にモラハラをやめてもらうのは難しいので、やめさせるのではなく、「あなたのことはみんなが大事に思ってますよ」というのをどれだけ相手に伝えるかというのがポイント。小さい子を扱うのとまったく同じように「大好き」「あなたのおかげ」という言葉をたくさんあげるのが良い。そうすると「わかってくれるなら…」と文句が減ってモラハラが収まる。

 

これを聞いて、私は目を見開いて「なんてアドバイスするの!」と言ってしまってました。

 

 

モラハラ夫にモラハラをやめてもらうのは難しい、小さい子と同じ、というのはその通りだと思います。

が、相手に称賛を与え続けること、というアドバイスはあまりにも単純&危険すぎる…。

 

 

もしもこれをやり続けたとしたら、妻はメンタルを完全にやられてしまいます。

 

そもそも、ここで言うモラハラ夫ってどういう人のことを言ってるのかな、というのも気になりましたが、モラハラ夫って、

 

褒め続けても浮気を繰り返しては裏切り続け、

褒め続けても「お前はアホだな」と相手を蔑み、

褒め続けても「なんでゴミ捨ててないんだよ」と突然キレ、

褒め続けても「お前のせいで…」と相手に責任を押し付け、

褒め続けても約束を破ったり嘘をつき続ける人です。

 

 

 

モラハラという虐待はサイクルなんです。褒めまくってモラハラが止まるっていうのは一瞬ですよ。これをやり続けるのは拷問です。

 

もし、「わかってくれるなら」とモラハラが止まるなんて可愛い夫ならそれこそ亭主関白なだけじゃないでしょうか。

 

 

おそらく、とってもマイルドなモラハラのケースを想定してるのかもしれませんが、世の中そんな簡単なモラハラ夫ばかりじゃありません。みんなひとくくりに「褒めればいいのよ」と言ってしまうのは危険です。

 

私がもしモラハラ夫を褒め続けてたとしたら、彼はどんどん支配力を強めて悪化し、私は精神的に立ち直れないほど破壊されていったと思います。

 

 

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Narcissistic abuse(ナルシシストの嫌がらせ)とは

モラハラ○○、だけで終わってしまうのは誤解が生まれるというのは、ここからが理由です。

モラハラの原因をもっと深く追求しようと思うと、なんでそうなるの?という疑問が生まれます。

精神病?病気?気分?脳の異常かなんか?みたいないろんなことを考えるようになるんじゃないでしょうか。

 

 

そして、モラハラ○○がナルシシスト的な特徴を見せているとき、彼らによる嫌がらせは「Narcissistic abuse」と呼ばれます。

 

ナルシシストについては、こちらの記事に詳しく書いています。

 

 

つまり、誰(正体)がやってる嫌がらせかっていうのを明確にした言葉が「Narcissistic abuse」です。

 

この「正体」がわかった状態でモラハラ〇〇と向き合うことは、正体がよくわからない状態で向き合うよりもずっと心強いです。

 

 

例えば、

箱の中に生きたタコが入ってるから取り出してね!

と言われるのと、

 

この箱の中に何が入ってるのか、生き物ってこと以外内緒だけど取り出してね!

 

と言われるのでは、どっちでも嫌だけど正体がわかってる方が心の準備ができるのでマシです。

 

 

そして、ナルシシストによる嫌がらせがモラハラと違うところは、身体的暴力を奮う可能性もある、というところです。

 

ほとんどのナルシシストは精神的な嫌がらせだけですが、中には怒りが抑えられず暴力をふるうタイプもいます。

 

ナルシシズムが弱ければ、「やり返してやった」というレベルの対応ができるかもしれませんが、ナルシシズムが強い場合は、やり返そうとすればするほど徹底的に痛めつけられます。それは、相手の人生を破壊するレベルです。同じナルシシストでも程度によって違いますが、やり返そうというのはどっちにしても絶対に避けるべき対応です。

 

モラハラ夫が

 

  • 突然キレる
  • 嘘ばっかつく
  • 相手のせいにばかりする
  • 自分の間違いを認めない
  • やたら認めて(ほめて)もらいたがる
  • 自慢ばっかしてる
  • 謝らない
  • 何日も無視する
  • 話が通じない

 

このあたりを繰り返してるならナルシシスト的な人格の持ち主。その人から精神的な苦痛を与えられてるのなら『Narcissistic abuse』を受けているってことです。

 

 

もしそうなら、「お父さんってすごいね~」と褒めるのは、一瞬しか効果がありません。ナルシシストはそういった称賛を始めとするポジティブ、ネガティブなエネルギーを常に必要としているので、それが足らないと相手から引き出そうと怒ったりバカにしたりしてきます。極端な話、ネガティブが嫌ならポジティブなエネルギーを与え続ければいいんじゃないかと思いますが、どんな状況であっても四六時中ほめるなんてこと不可能ですよね。

 

 

 

ナルシシストは、チケットが自分の前でちょうど売り切れた、レストランで待ち時間1時間と言われた、会社で同僚の案が採用された、トイレが詰まってた…といったちょっとしたことですごく怒ったりします。

 

 

イライラして当たり散らされるのが嫌で褒め続けるなんて、無理、無理無理無理です!!

 

 

そもそもナルシシストの嫌がらせに対しての対処法は「褒め続ける」ではありません。

 

そうやって自分自身を傷つけてしまわないようにして欲しいなと思います。

 

 

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まとめ

モラハラ…精神的な嫌がらせ

モラハラ夫…相手を精神的虐待しても自分が絶対的権力を持ちたい夫

亭主関白…夫が威張っているが、その裏には家族への思いやりがある。家族も認めている。

Emotional abuse…精神的な嫌がらせ、モラハラ

Narcissistic abuse…ナルシシスト(ナルシスト)による嫌がらせ(精神的・身体的)

 

モラハラ夫を褒め続ければモラハラはおさまる…はナルシシストによる嫌がらせだった場合、とても危険なアドバイスで間違った対応です。

 

 

 

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