みなさんこんにちは!アメリ子です。ナルシシスト元夫から夏休みの面会日の予定を聞き出すのに、今回は前年と違う方法を取ってみました。(タイトルの件はこのエピソードの後からです)
ちなみにアメリカで離婚し共同親権となると、基本的な面会日っていうのが決まってることが多いんですが、夏休みは監護権のない方が(子供と住んでない親)1か月~40日程度子供と住める権利があり、希望日は何月何日までに相手に連絡すること、と決まっています。
失敗した前年の方法はどんなものだったかというと、予定を言ってくるまで放置していたらやっぱり言ってこないので、期限になったら『もう期限過ぎたので離婚判決書に書いてある通りにしますので』と伝えた方法です。
そのさらに前の年は、割と彼の都合に合わせてあげたパターンだったと思います。
ところが、以前のように融通を利かせることなく毅然とした態度に出たところ、ナルシシスト元夫は激怒しました。オレの都合にあわせるのが当たり前、と思っているから当然です…。
そして、もめにもめて裁判手前までいったわけです。(-_-;)
その後に、彼に大打撃を2つほど与えたところとても静かで別人のようになったんですが、さて今回どうしよう…ということで前回の記事に書いたようにここ数日彼が機嫌が良いためこの流れでいこう、と7歳の娘に聞いてもらうことに。
「エマ、夏休みパパがエマちゃんと一緒にいたい日を今日までにお知らせしてくれないといけないんだけど、いついたいかエマちゃん聞いてみる?ママが聞いてもいいけど?」
数日前に既に元夫には期日までに連絡してくださいな、とメール済みですが返事がまだなのでプッシュです。
娘の事が大好きな元夫に、娘がメールしてくれることに。
内容はこんな感じでした。
ちょっとウケる…。
私が言えば怒るだろうストレートなメッセージ。
警告文を出してくれたので、元夫から即返事が来ました。その返事は「ハニ~、そのうちわかるよ、エマの夏休みがいつ始まっていつ終わるか調べてそれから計算しなきゃいけないから…。 仕事で休み申請を出す予定だから明日には連絡するよ」
ってゆうか夏休みがいつからいつまでか、ネットですぐわかるのにまだ調べてないんかい!
と、結局プッシュしなきゃダラダラと待たされただろうってことがわかり、このメールを無視したところ翌朝すぐに希望日を連絡してきました。
しかも「もしこの中で都合が悪い日があれば知らせてくれ」という驚きのセリフ付でした。(ナルシシストにあり得ないセリフ)
ということでもめることなくアッサリ決まりました、という報告です。
そして、今回はモラハラ加害者のナルシシストたちがターゲットを決める時、それには3つのグループがありますよ、という話です。
ナルシシストのターゲットはエネルギー供給源
この話をするときに、「モラハラターゲット」とするとちょっと違ってきてしまうので、その話をさせて頂こうと思います。
まず、このブログの中でもモラハラ加害者というよりはナルシシストやナルシシスト的人格の人っていう言い方をしていますが、モラハラ加害者とナルシシストだとちょっと言葉のニュアンスが違いますよね。
モラハラ加害者…精神的虐待をする人
ナルシシスト…NPD、またはその傾向がある人
でも、モラハラ加害者もナルシシストもターゲットにした人からいろんなものを吸い取ろうとします。
そのターゲットになった人をモラハラターゲット、とすると「いじめの対象」ってことになります。
でも、ナルシシストのターゲット、という場合は、「サプライをくれる人」ということになります。
サプライとはこちらです⇩
そして、今回はこの「サプライをくれる人」という意味でナルシシストがターゲットにする人たちには3つのグループがある、という意味になります。
ナルシシストは常にサプライを必要としている
ナルシシストはサプライという彼らが生きるために欠かせないエネルギーを得るためにターゲットを探しているんですが、この人たちの残念なところは「お腹いっぱいになることがない」というところです。
常に燃料タンクは空に近い状態。まるで穴が開いているかのように入れても入れてもいっぱいにならないのです。
ちょっと汚いですが、、(笑)こんな感じで常にサプライを入れ続けないといけないとのこと。
だから、彼らは穏やかに過ごすことができないんですね。優しかったと思ったら急に怒り出したり、ケンカを売って来たり、朝から小言を言って来たりします。
そんな彼らにとって、こういった燃料を排出してくれるステーションはいくつも必要になります。
人間が息を吸い続けないと生きていけないようにこの燃料は欠かすことはできません。
そこで、常に燃料を入れるメインのステーションを確保しなくちゃならず、これを必死で探すわけです。
こんな感じでメインのステーションを確保した後、次のステーションを確保し、そして機会があれば他のステーションを探します。
つまり、
メインのサプライ源
2番目のサプライ源
3番目のサプライ源
という3つのグループを確保し、そこから燃料を常に入れているのです。
そしてこの場合、メインのサプライ源となっているのがおそらくこれを読んで頂いているみなさん、なのです。
モラハラ、でいえば、メインでいじめられているターゲットということになります。
メインターゲット
選ばれし者…というと聞こえがいいですが、ナルシシストサプライを搾取するために捕まった第一獲物です。
愛情だと思って付き合ってしまった相手がこのメインターゲットとなり、毎日ナルシシストにエネルギーを与え続けなければいけなくなります。
ナルシシストが生きていくためにこの人の存在が欠かせないので、常にこのメインターゲットは確保するよう彼らは必死になってハンティングします。(出会い系にも出没します)
そして、このメインターゲットから搾取できなくなってくると交換しなければいけないため、次を見つけて捨てます。まだたっぷり燃料があるのに逃げようとすれば、必死になって捕まえます。生きていけなくなるからです。
なぜモラハラ男があれだけ自分を愛していると言っていたのに、すぐに他の女性に乗り換えたのか、自分が悪いんじゃないかと悩んだ方もいるんじゃないでしょうか。
さっさと次の相手に乗り換えるのは、上の記事に詳しく書いていますが、簡単には上記の通り、あなたから燃料が搾取できなくなったからか、もっと良いステーションが見つかったからです。
もしも、このパートナーが見つからない場合にこの位置にくるのは家族のメンバー(両親、子供、兄弟姉妹の誰か)です。
2番目のターゲットグループ
2番目のターゲットグループに入るのは、家族、友人、同僚、浮気相手、医師、セラピスト、弁護士などです。
ナルシシスト本人と付き合いがあり、彼らをある程度良く知っている関係の人たちで複数います。
私たちも知らないうちにこの2番目のグループに入っていた、または入っている可能性があります。
この人たちがメインターゲットと違うのは2つ。
どう使われるのかというと、ナルシシストがもっと燃料が欲しいとなったときに入れ替わり使われます。
電話やメール、実際に会うという方法になります。
友人の場合
1か月に一度会って食事をする、週に一度飲みに行くといった一見普通のよくある行動です。お金貸して、○○紹介して、といった形で使われることもあります。
浮気相手の場合
ナルシシストが会いたいときに会う相手です。好きと言ってくれたり褒めてくれるポジティブなエネルギーや、性欲を満たすために使われます。この時、ナルシシストが言う「妻とは別れるつもりでいる。君と一緒になりたい。」というような嘘を浮気相手は信じています。これは、以下の記事にも書いていますが「future faking」というナルシシストがよくつく嘘です。
家族の場合
一緒に住んでいない家族に久しぶりに会いに行ったとき、親族の集まりに参加したとき、などに使われます。
同僚の場合
友人と同じように利用される場合もあれば、仕事の成果をアピールすることで、褒めたり認められたりしようとします。ライバルとして仕事上で利用されたり侮辱されたりなどでトラブルに巻き込まれる場合もあります。
ネガティブな方法に切り替わるのは、メインターゲットからのサプライがない場合かつ2番目のターゲットたちからポジティブな反応をもらえない場合。
2番目のターゲットに対してネガティブな方法でアプローチすれば、それを他のターゲットたちに言いふらされてしまうかもしれないため、ポジティブな方法が優先です。
ナルシシストが上司の場合、以下のようなことも起こります。
2番目のターゲットたちからの供給で満足できない場合、3番目のターゲットが必要です。
3番目のターゲットグループ
このグループに入るのは、ナルシシストたちと個人的な関わりのない人たち全てです。そのため、私たちの誰もが巻き込まれている可能性が高いです。というよりいろんな人と関わって生きていたらまず間違いなく標的になったことがあるはずです。
隣人からコンビニの店員、レストランのウェイター、銀行員などナルシシストが出会う人たち全てが対象です。
また、出会い系サイトやチャットルーム、ソーシャルメディアなどもフル活用されます。
隣人から「かっこいい車ですね」と褒められたり、笑顔であいさつされる、などもナルシシストにとってポジティブな燃料になります。ただし、この燃料レベルはとても少ないため、たくさん集めなければいけません。
メインターゲットが切れてしまっている場合には、この3番目のターゲットたちの割合が増えていきます。
よくあるのがレストランで待たされてマネージャーに怒りをぶちまける、店で欲しいものが品切れと言われてクレームをつける、など。その場限りの関係であり、どうでもいい存在のためストレートにネガティブな感情をぶつけたりします。時には、この3番目のターゲットをネガティブに攻撃することでメインターゲットや2番目のターゲットからポジティブなエネルギーをもらえることもあります。
もしも3番目のターゲットの中の一人からもらえる燃料が少なくなればその人はすぐに別のターゲットと入れ替えられるので、このグループは入れ替わりが激しいグループです。
例えばよく行く店の店員が始めはナルシシストの格好を褒めていたけどそのうち褒めなくなった場合、この人のところには行かなくなり、別の人を探します。
グループ内のサプライが減る場合
メインターゲットがいない場合、2番目のグループを充実させる必要があります。そして3番目のグループも補充しないといけなくなります。十分に燃料補給できるように3つのグループ内でバランスを取っています。
ただし、例えば小さな町で3番目のグループの人たちにネガティブアプローチを頻繁にしてしまった場合、隣人たち皆が「あの人と関わると大変よ」とナルシシストを避けるようになれば3番目のグループからの燃料はもらえなくなります。
こうなってくると、ナルシシストはとにかくメインターゲットを逃さないようにしなくてはいけなくなります。
この時、過去の彼女といったターゲットをフーバリングしてくることがあります。
どのステーションも燃料が切れてきた場合、ナルシシストは必要なエネルギーがなくなるため弱ります。
この時、鬱状態になったり引きこもったりします。
まとめ
ナルシシストのターゲットには3つのグループがあります。
そのうちメインターゲットはパートナーか家族。このメインターゲットになると日常的に彼らが必要とするサプライを供給し続けることが求められます。モラハラ(精神的虐待=ネガティブなエネルギー)を一番受ける存在です。
十分な燃料を提供しないと誰か他の人と置き換えられます。
2番目のターゲットグループは、友人、家族をはじめとする、ナルシシストとある程度の関わりがある人です。一緒に住んでいない存在で日常的には関わらずたまに関わる人たちです。
基本的にはポジティブな方法でサプライを引き出そうとしますが、メインターゲットがいない場合でポジティブな反応も十分にもらえない場合は、ネガティブアプローチされる可能性があります。
この2番目のグループで代表的なのは浮気相手です。「妻と別れるから…」と嘘をついてキープします。
3番目のターゲットグループは、ナルシシストと個人的な付き合いのない他人です。誰でもなりえます。
メインターゲットがいない場合やサプライが足りていない場合にこのグループの需要が高まります。
笑顔で挨拶を交わすポジティブアプローチの場合もあれば、怒鳴ったり侮辱したりするネガティブアプローチの場合もあります。
ナルシシストにとって十分なサプライがない場合、この人たちはストレートに怒りをぶつけられるなどすることが多いですが、これはナルシシストにとってポジティブなエネルギーよりネガティブなエネルギーの方が強力なためです。
私の体験
私の元夫は、離婚後にも私をメインターゲットとしてモラハラを繰り返していました。この間は約4年間でたった一つ数か月間の仕事をしただけでしたが、私がグレーロック対応をして以来、急に次から次へと仕事を探すようになりました。
きっと燃料が極端に少なくなったため、2番目のターゲットを急遽集めなくちゃいけなくなったんだなと思います。
たぶん一時期死んだように(大人しく)なったとき、本当に燃料が切れて死にかけていたんだろうなぁ~…。
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コメント
こんにちは。
はじめまして、彼氏のモラハラに悩んでいる際に、アメリ子さんのHPを見つけ、記事を複数読ませていただいたもので関根(すみません、仮名です…)と申します。
突然のご連絡にて恐縮ですが、今お付き合いしている人がナルシシストな気がしています。
別れる話(私から切り出したもの)は複数回失敗、自分他複数のサプライヤーがいるらしい、俺以外お前なんかと付き合ってくれる人がいるわけがない等の発言等、それらしき兆候はいくつも見当たる状況で、非常に精神的に不安な時期もありました。
上記のようなことがあるため、記事に記載されているようなクローズドなグループがあるなら参加させていただけたら・・と思っております。
一方で、記事に記載されているナルシシストの特徴全てに当てはまるというわけではなく(大方当てはまる部分は多いのですが・・・)彼の場合は若干軽度なのかな、という気もしております。
具体的な活動内容等、分かっていないことも多い中で恐縮ですが、
もしよろしければ、お話だけでも聞かせて頂くことは可能でしょうか。