【虐待被害者心理分析】DV被害者はなぜ加害者をかばうのか。ギャビー・ペティート事件の映像からギャビーの心理を分析。

ナルシシスト

みなさんこんにちは。日本でどのくらい注目されてるかわからないですが、全米で話題のギャビー・ペティートとブライアン・ランドリーの事件は今後DVやモラハラなどの虐待のケースを判断する場合にとても重要になってくるんじゃないかなと思ってます。

今の時点でまだブライアンは逃げてます。

生きてるか死んでるかわからないですが、私はブライアンが自分の意志で死ぬことは絶対ないと思います。

彼はキャンプにも慣れているので、おそらく虫とか食べたりしてでも生き残るんじゃないだろうか、、それとももしかして誰かにかくまってもらってる可能性もあるんじゃないか。

 

ごく少数だけど、かっこいいから、可愛いからって犯罪者に恋をして刑務所の犯罪者にラブレター書く人とかいるんですよね。ブライアンのインスタにもそういうコメントがあるので、その可能性もゼロじゃないのかも。

 

とにかく私には恐ろしい(というか元夫と似てて気持ち悪い)悪魔としか思えないブライアンですが、今回は前回に引き続き警察のボディカメラ映像からギャビーにフォーカスしてみたいと思います。

 

これは「被害者が加害者をかばってしまう」DV関係でありがちなシチュエーションで、絶対にここで被害者を救ってあげないとヤバイっていう事態の典型な例なんじゃないかと思います。

 

今後アメリカはもちろん日本、世界中でこういう被害者の心理が理解してもらえることを祈りたいです。

 

 

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ブライアンとギャビーの関係

 

高校時代に出会って、3年前から付き合ってる22歳のギャビーと23歳のブライアン。

高校時代に出会って19歳とか20歳で付き合う相手ってすごくのめり込みやすいし、友達のような家族のような繋がりさえ感じてしまう特別な存在なんじゃないでしょうか。

私が19歳から付き合った相手はそうでしたね…。好きすぎて駆け落ちした相手です笑。

若気の至り、、ですがだからこそギャビーがブライアンを大好きな気持ちがわかります。

 

 

今何が起きてるのか、この事件のタイムラインはこちらです。

 

恋愛経験があってもモラハラ男につかまってしまうことがあるのに(私)、恋愛経験がなくてモラハラ男につかまった場合は、レッドフラッグも見落としやすいし、何を基準に「普通の恋愛関係」じゃないかを判断したらいいかわからないので虐待関係にとどまってトラウマボンドができてしまいやすいんじゃないかと思います。

 

 

トラウマボンドっていうのは虐待男と何度もヨリを戻してしまう理由でもあります。

 

今回、ブライアンは自己愛性パーソナリティ障害ナルシスト(ナルシシスト)とみられていて私もそうだと思ってるんですが、殺人までしたとなると(まだ参考人の段階だけど)悪性ナルシストなんじゃないか…とも考えられてるようです。

たぶんサイコパス、っていう人もいるんじゃないかなと思いますが私はそれはないなと思います。

 

 

ちなみに悪性ナルシストっていうのは、ナルシストの中でもサイコパスにとっても近い超危険な奴で、とても冷酷で法を犯すのも平気、共感力は極めて低くモラハラだけじゃなくて実際に殴ったり蹴ったり身体的に傷つけることがあるタイプです。嘘の程度も悪質で束縛も激しいです。

 

 

私は彼は基本が脆弱型ナルシストで、この年齢からいくとまだ脳も完成してないので自分の衝動的な行動を止められなかった可能性もあるかなってちょっと思います。警察とのやり取りを見る限り悪性ナルシストじゃなく脆弱型ナルシストに見えるんですよねぇ。カッとした怒り(Narcissistic rage:自己愛憤怒)の感情を抑えきれずに手がでてしまった。

 

そもそもこの二人は1か月以上朝から晩まで二人きりでケンカを繰り返してる状態なので、崖っぷちだったわけですよね。そこで暴力がエスカレートしていったのは予想できます。

 

こうやってケンカをしながらもお互い愛し合ってると思い込み、(ギャビーは本気)トラウマボンドが生まれ、これが「toxic relationship(猛毒な関係)」になっていって逃げられなくなってる状態(洗脳により)、これが二人の関係だったと思います。

 

 

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警察はギャビーの本心をなぜ見抜けなかったのか

 

警察官が本当はギャビーの方が被害者であることを見抜けなかったのは、虐待被害者のことを理解していないからですよね。

 

私達よりはるかに多くのDVやモラハラケースを見てきているはずなのに、被害者の心理までを把握していないから表面的なことだけで判断してしまう。

 

21年間警察官を務め、Special Victims Unit(特殊事件捜査班)の秘密捜査官を経験している警官は、何度も同じケースを見てきてやっとそれがナルシスト(ナルシシスト)によるものだと知ったのだそうです。これだけ経験してやっと、、、です。

 

 

今回の担当警察官は警察官歴が浅い(以前はトラックの運転手してたとか言ってましたね、結婚して5年だそう)のでこんな崖っぷちで危険な状態にあるカップルのDVケースを判断するには情報や知識が足りなかったのかもしれないですね。

 

そもそも警察って、(アメリカの場合ですが)こういうケンカくらいで呼んでもあまり頼りにならないっていうのが私の印象です。私たちが警察沙汰になったのは2回、その時の対応を思い出しても表面的で業務的な手続きするだけでした。今回の警官はとても優しい方だと思います。よほど被害者心理に詳しいか経験がある警察官が来てくれない限り、本質は見抜かれないまま処理されちゃうっていうのがほとんどのケースじゃないでしょうか。

 

 

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ギャビーの本心を分析

前回は、ナルシストの行動そのもののブライアンと警官のやり取りを分析したので、今回はギャビーの心理を見ていきたいなと思います。

これはきっとこのブログを読んでくださるみなさんがわかるわかる、って感じじゃないかと思います。

 

警察のボディカメラの映像①

 

Gabby Petito case: Full Utah bodycam video

 

1分26秒  ごめんなさい、が第一声

ギャビーの第一声はごめんなさい、でこの後何度もごめんなさい、と言ってます。前回のブライアン版のごめんなさいもこのごめんなさい、もトラブルを避けたいからだと思いますが、ギャビーのごめんなさいは窓を開けた瞬間なので「お願いだから彼を怒らせるような事態にはさせないでください!」っていう必死なごめんなさいに聞こえます。

今回ギャビーが虐待加害者扱いされたんですが、もし本当に彼女が彼に怒って殴ってたとしたら…たぶん警官にこんなに謝ったりしないです。怒りが収まってないか、または単に泣いてるだけだったと思います。

 

 

1分40秒  怖いから詳細が言えない

この後もずっとそうですが、ギャビーはブライアンの怒りが怖くて警官に本当のことが言えずにいます。もしかしてですが、この後個別に話を聞かれたとき、担当警官が女性(始めに話を聞いてくれる人)だったらもう少し正直に言えたかも…って気がします。

 

この時、ギャビーは隣で自分を見つめているブライアンの視線を感じてるはずです。なので「朝ちょっと個人的なことでケンカしただけで…」としか言えずにいます。この後ブライアンが下手なこと言われないようにか、彼女に被せるように喋ります。

 

 

2分  さっそくブライアンをかばう

ブライアンが「ごめんなさい、ハンプにぶつかっちゃったのごめんなさい」って言った後すかさずギャビーが「私が彼の気をそらしちゃったからです」とフォローしてます。これは彼女がブライアンのせいにするとどんなことが起きるかわかってて速攻で怒りのメーターが上がらないように蓋をしたセリフだと思います。

 

 

2分30秒  ギャビーは怖がっている

ここからギャビーはとにかく怖がってるのが伝わります。普通の状態の人でも警察に捕まったら心拍数があがるのに、虐待の現場で警察に捕まったあげくに、短時間で二人の関係をわかってもらえるはずがないからこのトラブルは彼を怒らせる原因になるだけっていうことをギャビーはわかってるのでものすごく不安だと思います。

朝にちょっとしたことでケンカして…と言う割には相当疲れきって泣きはらした顔になってます。これに警官が気づかないのが残念です。これは虐待を受け続けている状態そのものです。私自身もこれでした。

 

 

2分40秒  ギャビーは自分がOCD(強迫性障害)だと言っている

「私はひどいOCDにかかってて…」と開口一番に言ってます。

この話のスタートで既に虐待被害者の特徴が出てるんじゃないかと思います。

 

モラハラやDVなど虐待を受けてる人はガスライティング(心理的操作)を受け続けてるので現実がよくわからなくなってます。自己肯定感も下げられているので自分に自信もないこと、少しずつ精神的に狂ってきてるので何をどう説明すればいいかわからない(一言で言えない)こと、それに加えて自分の発言次第では虐待男が怒ってお仕置きをしてくる可能性があるので怖くて何を言えばいいのかますますわかりません。

 

 

こういう混乱のために虐待被害者が「何があったのか簡潔に話してください」って状況だと支離滅裂な発言になっちゃうんですよね。

 

ギャビーが私はOCDや不安障害になってて、とまず初めに言ってるのはその後「要は私のせいでこういうことになっちゃったんです」ってことを言いたいんだと思います。この時私だったら「でもこんな精神状態になったのは彼から受けてるモラハラのせいなんです、、もっと深く聞いてくれませんか、、理解して欲しいんです」って心の中で訴えてますね。

たぶんギャビーはこの時点で自分に起きてるのはナルシストによる虐待で、この関係はとても危険なtoxic relationshipだとは気づいていないし、ブライアンのことを愛しているので、「助けて欲しい」「彼を何とかして」「でも別れるのは嫌」、、、みたいな複雑な心境だと思います。

 

 

この時、私たち虐待被害者がすぐに本音を打ち明けられないのは、「相手が理解してくれなかったときに最悪なことが起きる」ことを恐れてるからです。
本音をいうってことはイチかバチかのリスクをおかすってことなんです。

 

私がモラハラ受けてる最中は、「きっと世の中でこんな経験してるの私くらいだろう。。。もしいたとしても身近な人じゃない」って思ってたので、きっとギャビーも「話しても誰も理解してくれないだろう」って思ってるはず。

 

 

前回も書いたんですがナルシストによる虐待(モラハラ)を受け続けてるとOCD(強迫性障害)の症状が出ることがあります。これは不安障害の一種で、ギャビーは不安障害でもあることを打ち明けてます。これらのワードが出てたら虐待の被害にあってる可能性もあるっていうヒントにもなるわけです。

 

ただ、この不安障害って言葉が今回は運悪く裏目に出た気がしますが…。。。

 

 

2分50秒  意地悪でごめんね

ギャビーはブライアンに「意地悪な態度とっちゃってごめんね」と伝えたことを警官に話してます。

ブライアンのモゴモゴ話をまとめた私の推測ですけど、たぶんブライアンとギャビーはカフェでご飯を買いバンに戻ってきたところ、バンの周りの泥でブライアンの足が汚れ、その汚れた足でバンの中に入ったのがギャビーは嫌だった。さらにハエが飛び回ってて、ブライアンが食べ物をあちこち移動したことで車内が散らかり、綺麗好きなギャビーが怒ってケンカに発展した。

 

だからギャビーは自分に原因があるんじゃないかって思ってるのでは…。

ただ、ケンカ中の彼らを目撃した人は「どうしてあなたはいつもそんなに冷たいの!」とブライアンに言うギャビーを見てるそうです。

 

これ、私の経験と被るのでちょっと深堀しておこうと思うんですが、このエピソードって「オレのものは大事だけどおまえのものはどうでもいい」ナルシストらしいエピソードなんですよねぇ。

 

そもそもバンはギャビーのもの。私がギャビーだったら、数か月も寝たり食事を作ったりする場所に汚い足で入ってきてほしくないし仕事してるのに散らかされるのも嫌。きっと掃除もしないですねブライアンは。ナルシストは他人の境界線にズケズケ踏み込む人たちですがこれが良い一例だと思います。彼女が嫌がることも「オレが気にしないんだからいいだろ」と無視。そんなことで怒るおまえが悪い、「ちょっと外出てリラックスしてきたら?」なんて神経逆撫ですること言ってきたんじゃないかと。

私の元夫も、自分の車にはパンくず一つ落とされても盛大にキレるのに、私の母の車にはバーガーを食べ散らかしたゴミを放置、私の車はグーでパンチしてボコりました。

 

ホント、漫画だったらブライアンを山の向こうまで蹴っ飛ばして「じゃあね!」ってさっさとバンに乗って家に帰ってますね。ギャビーにもそうして欲しかった。。。

 

意地悪でごめんね、はギャビーの優しい性格そのものが出てます。

本当は意地悪なのはブライアンだって知ってるんです。

 

ここで意地悪になっちゃうのはOCDだから…とか言ってるのも、ブライアンに「おまえが○○だから~」と言い続けられて信じ込んでるだけだと思います。

ギャビーの母はギャビーがOCDだと正式に診断されたことはないって言ってます。つまり症状からギャビー自身が判断したかブライアンに言われたか、二人が同棲したことによって症状が出たことは間違いないでしょうね。

 

 

3分33秒  彼は理解してくれない

警官が仕事何してるのと聞き、ギャビーが答える場面です。彼女はオーガニックのジュースバーをしたいという夢があり、以前は栄養士してたけどやめて貯めたお金でこのロードトリップを始め、今はその様子を記録するウェブサイトを立ち上げる準備をしていて忙しい。でも彼は理解してくれない、と言ってます。

ここ、すごいヒントですね。

 

ギャビーは以前栄養士。ブライアンはアートが好きなのはインスタからわかるけど仕事の情報はない、どこかで体を鍛えてる画像を見たのでそのあたりや、自然が好きなことなんかの共通点から意気投合したんじゃないかと思います。本来ならお互いのやりたいことを応援すべきところ、ギャビーの夢を軽視するブライアン。

 

ウェブサイト立ち上げなんかは時間がかかるし、その上に旅行しながらその様子をインスタにあげたりするのも大変。でもブライアンは、ヨガや読書(しかも読んでる本もヤバい)ギターを弾いたりみたいにアーリーリタイアしたかのようなリラックスした日々を過ごしてます。この二人の生活ペースが真逆なところは簡単に想像できる。

この辺も仕事もしないぐうたら男と真面目で働き者の女の子、ってイメージがあるんですが、ブライアンの場合は彼女の夢を理解しないだけじゃなく、「俺を大切にしろ」って態度しかしてないと思います。

 

 

3分55秒  彼のせいでストレス溜まってる

ギャビーがブライアンのことで唯一?ネガティブなことを言ったのはこのセリフくらいじゃないかな…という箇所。忙しくパソコンに張り付いてる私を理解してくれなくて、ケンカになって車内に入れさせてくれなかった、と言ってますがそのときに「落ち着くよう」に外にいろと言われたそうですが、、、、

男ならお前がでてけよ!

って思いますねぇ。

女の子を暑い砂漠のような場所に追い出して自分は快適な車内に残るなんて、なんて女々しいヤツなんでしょうか。彼女の夢もサポートしない、構ってくれないから怒る、彼女が怒れば彼女の車から追い出す…

こんなやつと1か月以上も四六時中一緒にいたら、病気になりますよね。

でも、警官はこの状況に全く気付いていません。女の子をバンから締め出す、って時点で何かおかしいって思えよ!って思ってしまいます。

 

 

11時58分  水をください

水を買いにいく途中で警察に止められてるので二人はこの炎天下の中かなり喉が渇いてるはずです。その上にずっと泣いてるギャビーはかなり喉がカラカラなはず。。。

なのに水をあげようと気づかない警官はやっぱり彼女の立場にはなりきれてないというかわかってないって感じがします。水をください、と言ったギャビーはたぶん耐えられないほど喉が渇いてるはず、声もガラガラです。

一方、水はいるかと聞かれて「いいです、いいです」と断り続けるブライアンは大して喉が渇いてないと思います。

こっから状況を予想すると、意地悪ブライアンから車内に入れてもらえなかったり、パソコンやってたりで、水もろくに飲めてないギャビー、ヨガや読書しかしてなくて水も好きな時に飲めてるから大して喉乾いてないブライアン、もしかして最後の水分もブライアンが取ったのかも?

そんな感じがしてしまうんですよね。。。

こういうのも私も経験済みです…。

 

 

49分15秒  警官の最大の歩み寄り

今回の警官はとても人情があるタイプだと思うんですが、ただ、、、気づいてないんですよね、、真実に。

この時警官はギャビーを暴力罪にするかどうかを決めるため、その基準に当てはまるかどうかギャビーに質問してます。要するに、暴行罪となるためには相手を傷つける意図があったかどうかが大事で、ブライアンは今のとこ痛がってもなければ彼女を好きだと言ってるのでここでギャビーがブライアンを傷つけるつもりがなければ暴行罪に当たらないって結論になるわけですよね。

もちろんギャビーはブライアンの意地悪に限界を超えた反応なだけなので暴行したかったわけじゃない。

ただ、警官も「この子があの男を傷つける目的で暴行するとは考えにくい」って思ってるので、ギャビーに傷つける意図はなかったんです、と言わせようとしてますね。

 

ギャビーはやっぱり傷つける意図はなかったと答え、警官は「暴行罪に当たらない」と結論付けるんですが、これで「彼女を助けてあげた」みたいな満足感を感じてる気もするんですね。。

 

なんか、壊れた橋の欄干から荒れ狂う海に落ちそうなところ、警官がひっぱってなんとか橋の上に留まってる、みたいな感じというか。でもまた落ちるよね、このままじゃ、みたいな気がします。

 

わかってない。。。。。

とにかくわかってない、、、

悔しすぎです。

 

 

57分  ホッとして泣いた

警官がギャビーを暴行罪としないと報告したときホッとしてギャビーが泣いてます。でも、これって最悪の中の最悪の事態を逃れただけなんですよね。死刑宣告は免れたけど無罪なのに刑務所入ってる、みたいな。

これで警官が「よし!解決したぜ」みたいになってるのが残念です。

 

 

警察のボディカメラの映像②

今度は、警察が2回目にリリースした別の警官のボディカメラ映像です。

こっちでは「ギャビーも暴行されている」という事実がハッキリわかるんですが警官はそれを重要視しないまま結論付けてしまいました。

 

Raw: Second body cam angle on Moab police stop of Gabby Petito and Brian Laundrie

1分14秒  ここ結構重要

ここはギャビーじゃないんですがとっても重要なとこだと思います。警官がブライアンに「男性が女性を殴ってるって目撃者情報があったんですが」と言うと、ブライアンがめちゃ焦ってます。

警官は確かに男性が女性を殴ってるって目撃情報を握ってるのに、本人たちの話だけを採用してギャビーが加害者ってしちゃったんですね。

 

 

2分45秒  彼はいいやつ?の質問

警官がブライアンの事を『彼はいいヤツ?』って挨拶の流れで聞いてるんですが、この聞き方はギャビーが「はい」って言うしかない軽い聞き方だなって感じます。

悪いのは私、と洗脳されちゃってるギャビーにとってはこんな聞き方されたら「彼はいい人なんだけど私が…」って言っちゃいますよね、たぶんその後自分が虐待加害者扱いされるなんて思ってもないはず。

 

 

3分~  私のせいと言ってるけど違うと思う

ギャビーは私は強迫性障害だから物を綺麗に片付けたいんだけど、そのせいでたまに意地悪な態度になっちゃうんです。でもイジワルになるつもりなくってただ片付けたいだけなんだけど、どうやらイジワルな口調になっちゃってたみたいで彼がイライラして…

 

ってケンカの原因を説明してるとき私のせいってことをアピールしてます。

でもこれよーく聞くと、ギャビーは単に綺麗好きでものをきちんと片付けることが好きな子。それをブライアンはありがたいな片付けてくれてとは思わず、そんなんいいじゃん、と彼女の好きなことに協力しない奴。たぶん散らかすのがブライアンで片付けるのがギャビー。そんなんが続いてギャビーはイライラしてた。だからイジワルする意図はないけど「片付け手伝ってよ!」くらいな感じだったと思うんですよね。

こんなの彼氏が手伝えばいい話なのにブライアンがナルシストなら手伝うはずないから、こういうちょっとしたことでケンカが起きちゃうんですよね。

 

自分のせい…と思ってるのは虐待被害者の特徴なんじゃないですかね~。

 

 

4分25秒  ギャビーの顔のケガ

警官がギャビーの顔のケガについて聞いてます。この警官は「男性が女性を殴った」って情報を得てるのでギャビーが被害者と思ってるわけですよね。こっからギャビーが自分を悪者にしてブライアンをかばうので事態が逆転しちゃいます。

警官が顔の傷2か所、腕の傷(ブライアン側)について聞いたとき、ギャビーは「わかりません」っておどおどして言います。わからないはずないですよね。何かしら「彼氏とケンカになって掴まれた」とか絶対覚えてるはずなのに言わないのは、言えないか言いたくないからです。ブライアンをトラブルに巻き込みたくないんですよね。

 

でもこの警官が「でも目撃者は男性が女性を殴ったとこを見たって言ってますよ」と言ってたぶん本音を引き出そうとしてます。

これに対してギャビーは「私が最初に殴ったのは間違いないんです!」と言い切ってしまうんですよね。

 

これ、前回のブライアン版と真逆。ブライアンは彼女のせいにし、彼女は自分のせいだと言う。これ聞いたらそうか…ってなっちゃうかもですがたぶんギャビーはいつもブライアンを庇ってきてるんだと思います。

 

そもそも車も旅行代もたぶん全部ギャビー持ちだし、ブライアンは仕事してるかも不明、それなのに余裕ぶっこいてヨガや読書、ギターなんて富裕層の生活みたいなことしてる現実逃避型、ギャビーはぐうたらな彼氏と違って現実派で勤勉。金稼がない彼氏に変わって夢を追いながらお金を稼ぐことを考え、急いでウェブサイト立ち上げたりして準備してる。

 

たぶん二人の中で役割分担が決まってしまってる状態なんじゃないかな。

 

 

※このあとdaily mailの記事で高校卒業後、ギャビーは調剤技師とウェイトレス、ブライアンは水彩画とデジタルアートワークを販売していたというのを読みました。ブライアンのアートがどれだけ売れたのかはわからないけど、仕事の内容からしても稼いでたのはギャビーじゃないかと思います。

車の購入とリモデルの費用は二人で出したってことになってますが、これはたぶんブライアンが払ったとしても微々たるもののはず。他の記事はギャビーの車ってなってるのでregistration(車両登録)がギャビーなんだと思いますね。ブライアンのスピード違反なのに違反代を払いますからってギャビーが言ってることからもそんな気がします。ブライアンは自分が多少でも払うことで『オレも払ったからオレのもの』にしてるのかも。

警察とのやり取り見てもセコイ性格丸出しで、ギャビーが「私の車」とは言ってないのに対してブライアンは「僕の車」って言ってます。少なくとも僕たちの車、ならまだわかるんですが。

私の経験でも、脆弱型は金がなくてケチ、相手に払わせようとするのでその光景を予想してしまいます。。私の2番目のナルシストがまさにこんなタイプでした。

 

 

 

5分39秒  必要以上に彼氏を庇う

ここは虐待関係のレッドフラッグじゃないかなって思う箇所です。トラウマボンドのせいかもですね。

警官が「彼氏はあなたを殴ったの?」と聞いたとき「はい」とは言えず、半泣きで「I guess…(たぶん)」って言うんですよ。殴ったか殴ってないかはYESかNOしかない。しかもその後に即「でも先に殴ったのは私なんです!!」って言ってます。

 

なんでここまで庇う???

 

普通のケンカだったら「彼が嫌なことばっか言うから黙れ!って思って彼を殴って、そしたら彼も怒って腕を掴んできたんです」って言うと思うけど、ギャビーは自分が○○した、としか言わないんですよね。

言いにくいのかな、と警官が「どこを殴ったの?大丈夫だから」と言ったとき、ギャビーが「彼が顔を掴んで爪を立てた」ってこと言ってますね。ただ、その後に『でも彼は殴ったりなんかはしてないんです!』って強めに言ってます。

ブライアンがやったことは消極的に話し、自分がやったことは積極的に話す。。。

本当の虐待者はこんな態度取らないですよね。。

 

 

爪を立てられて傷がついたという箇所を優しく抑えるしぐさからも、ギャビーは絶対にワイルドな暴力女とは思えない。。

 

 

7分13秒~  惜しい!ブライアンは忍耐強い?の質問

彼は忍耐強いかと聞かれてはい、と即答するギャビー。その後、私が不安障害だから彼はイライラしてると思う。彼も不安障害だから…と続けるんですが、ここで警官が失敗したな、って出来事が続きます。

 

7分31秒~  彼女の話を聞かず話を乗っ取る

これやったの大失敗ですね。ギャビーが不安障害がお互いにあって、、、でも、、、と話を続けようとするのに「不安障害」に反応してしまった警官が話を乗っ取って自分の事話し出してしまうんですよね。

これ本当にこのタイミングではいらないやつ。

 

警官自身が不安障害だったことから「オレは経験者だからわかる」みたいになったのは良いけど、ギャビーの言いたいことをまず言わせてあげて欲しかったですね。

 

この時警官は、「僕の彼女は落ち着いていて、僕の不安障害を抑えてくれるけど、僕の元妻は彼女自身も不安障害だったからお互いに足を引っ張ってしまってた」と言い、だから別れた方がいいってわけじゃないけどさ、みたいに言ってますが、この話は良いけど、ギャビーのように話をまとめて打ち明けるのが難しい状態の人の話をさえぎっちゃうと、もう何を言っていいかわかんなくなっちゃうんですよ。

せっかく言おうとしてたことがあっても、まぁいいか…ってなってしまう。

特に男性が強めにこれをやると私だったらもうこの人に喋っても丸め込まれそうだなって思って喋らなくなる気がしますね。

 

特にこの警官は自分が言いたいことだけ言ったらもう解決したような気になってブライアンの方に向かっちゃってるので、真相を引き出せないままになっちゃったと思います。結構こういう体験しますね、アメリカでは。

 

 

 

30分35秒~   警官のガスライティング

暴行罪にはならない、でも今日は二人は別々に過ごしなさい、メールも電話も一切してはいけませんよ、という結論に落ち着きました。

警官がギャビーの緊張を解くためかでっかい水筒を持ってきてギャビーの笑いを誘ってます。

 

この時ギャビーが笑ってるのは、最悪の事態を逃れた安堵もあると思うけど、愛想笑いも入ってるんじゃないかな。たぶんかなり無理して笑ってますね。

警官はたぶん自分がギャビーの緊張をほぐしたと思ってますが、これたぶん直前に女性警官がギャビーと喋ったせいだと思います。この時ギャビーは女性警官と笑顔で会話してるのでこのおかげで緊張が解けたと思います。

水筒の話のときも女性をチラッとみてます。

 

 

残念ながらこっからガスライティングが始まります。もちろん警官は良かれと思ってやってます。

 

ギャビーが笑った後、警官が自分の娘の話をしてます。「君と同じくらいの年齢の娘がいるんだ。君のこと被疑者には見えなくてむしろある意味被害者だと思うんだ。この年代っていろんな感情の葛藤があったりするだろう」これでギャビーがホッとしたのか、理解してもらえると思ったのか、何となくお父さんのような感じで話を聞いてるように見えます。

この警官が「大人になっていくうちにだんだんわかってくると思うけど、今回みたいな行動じゃあ不安障害やストレスなんかを解決することはできないんだ。そういう意味では君も被害者なんだよな。でももっといい方法みつけなきゃな、まだ人生経験も浅いしな」

 

たぶん、この警官は感情的に行動しちゃうのも若いから仕方ないよなってことを言ってるんですけど、ここがガスライティングなんですね~…。。。

 

 

事実は…虐待にあっているからこんな反応をした。年齢は関係ない。

警官のガスライティング…不安障害を解決するために感情的に爆発してしまって未熟な行動取ってしまった。年代が年代だから仕方ない、人生経験も浅い。

 

君も被害者、のとこで一瞬ギャビーがうつむきます。

これ、すっごく複雑な心境にあると思うんですよ。。

 

ギャビーは若いし、他のナルシスト被害者同様にブライアンから他人との接触をさせないように束縛されてるから、人からアドバイス受けることはほぼないと思います。

だからこの警官のセリフの影響は大きい。「そうなのかも…」と自分を納得させちゃう可能性もあります。

 

 

違うんですよ!!!虐待の被害者だからこういう反応しちゃったんですよ!!!

年齢関係ないんです!!

 

 

と叫びたい。

 

この警官はさらにガスライティングを続けてます。

「君の立場だとしても違った対応してると思うよ。僕は39歳だからね。いろいろ経験してきたし(人生経験がある)」

 

こっから警官が余計な事を言い始めるのでたぶんギャビーの心は落ちていってます。

 

「君のことは気の毒だと思うけど、ただ、君や目撃者、フィアンセの話によると、、、フィアンセは顔に傷があり、目撃者は君が彼を殴ったと言っている。しかも君も自分が先に手を出したと言っている。彼は君を殴った様子もないしどっちかというと君を車から出そうとして(身を守ろうとして)たようだからね。これが逆だったら話は別だけど。法律じゃ、性別次第で扱い方を変えて良いなんてなってないからね」

 

 

この辺でギャビーはもう諦めてると思います。そもそもトラウマボンドが起きてたら虐待で彼を訴えようとは思わないし、とにかくトラブルを避けたい一心のはずなので、この警官のセリフを覆してまで「実は彼も私を殴ったんです、というか彼は日常的に意地悪なとこがあって…」なんてこと言えるはずないよなぁと。

 

 

 

33分58秒~  孤独

この時、警官が被害者は彼なので、彼はDV被害者団体の提供するホテルに宿泊し、君は加害者だから本来なら刑務所につれてくとこだけどそれはしたくないから君はバンに乗っていき、って説明するとギャビーの顔がどんどん曇っていってます。

このとき坦々と説明する警官に対して微妙な顔してるギャビーですが、このときたぶん心の中でため息しかついてないと思います。

私が最近学校の先生とのやり取りで似たような経験したんですが、その時に感じた気持ちとたぶん似てるんじゃないかな。

 

 

34分38秒~  ギャビーのbreak down

接触禁止令の解除手続きか暴行罪の件かわからないんですが、警官が「裁判所出廷日」の話をすると「またユタ州のここに戻ってこなきゃいけないの?」とギャビーが泣きだしてしまってます。

 

トラブルを回避したと思ったら終わってなかった、、とガッカリしたのかな。ケンカしまくって警察にも捕まったしいい思い出もなければ何もない場所に二度と戻ってきたくないのもあるかも。

 

ちなみに、スピード違反のチケット切られただけでも裁判所に行かなきゃいけないんですよね。私も経験あるんですけど、(これもナルシストのモラハラが原因でやってしまったやつだったので、警察が敵のように思えました泣)こんなことで裁判所行くの?私って犯罪者?みたいな気持ちになったの覚えてます。

一度行けばアメリカってこういうルールだから仕方ない、ってなるけど初めての時は泣きましたね~。この辺もギャビーの心境と似てるのかな?

 

 

35分15秒  目撃者

ギャビーが目撃者のことを聞いたら警官が2人いるんですよと答えてるんですけど、このうち少なくとも一人は「女の子が叩かれてるのを見た」って言ってるんですよね。

なのにその情報は結局スルーしちゃってるわけですね。。

hittingって言ってるから顔を掴まれたのとは明らかに違いますよねぇ。。

結果的にギャビーが仕掛けたからギャビーが加害者なのは変わらないってことかもですが。これってもっと追及すべきことなんじゃ…。

 

 

35分45秒~  不安障害

不安障害があるから一人きりになるのは嫌だって泣き出してます。今までスピードチケットも駐車違反チケットも何ももらったことないんですよ、ってギャビーが泣きながら訴えてます。

 

ギャビーはニューヨーク出身でその時出会ったブライアンとブライアンの両親が住むフロリダ州に引っ越していて、友達も一人しかいないそうです。これは確実にブライアンがギャビーを孤立させたせいです。これもナルシストのあるある的な特徴です。これやるのはたぶん脆弱型が多いと思います。

ギャビーは友達も作れない。地元じゃない場所で知ってる人、信用できる人はブライアンだけなんですよ。たぶん根暗なブライアンによって起きた不安障害なのに、助けてくれる人はブライアンしかいないからこの人と離れたらパニックになっちゃうんだと思います。

これ、フロリダ州に帰れたとしてもブライアンとその家族、友達一人しかいないわけだから(しかもその友達はオンラインの出会い系でできた友達)やっぱりブライアンに頼るしかない、つまり完全にトラウマボンドの関係で心理的に逃げられない状態だと思います。

 

 

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警官の出した結論は精一杯だったのかも

 

この時に出した警察の結論と対応は、結果的に悲劇を招いてしまったんですが、この警官の話を聞いてると警官の権力の中でできることの精一杯がこれだったのかなって感じですね。

 

 

多くのケースで警察は判断ミスするから警察の判断は信用されてないんだよ、だから法律で決まってることに従うしかない。ユタ州の法律では、「最初に暴力をふるった方が告訴される」と決まってるから性別で差別はできない。

 

ってことを警官が言ってるので、この場合ギャビーが認めちゃったからこの結論しか出せないってことですね。

 

 

ただ、、、、、、、

 

被害者が話しやすい環境を作ってもっと深堀してた場合、、、

そしてこれが地元から数千キロも離れた知り合いもいないし全く知らない、何もない土地じゃなかったら…

何かあったらすぐに誰かが助けてくれる場所だったら…

 

 

状況は違ったのかなって思います。

もしかしたらギャビーがもう少し詳しいことや真実を話してくれて、そっから虐待被害者の心理に詳しい人がいろんな紐づけできてたら。

 

きっといろんな不運が重なっちゃったんでしょうね。

 

 

この全体の警察とのやり取りで私が感じたのが、「結局男は女の気持ちがわからない」でした。ブライアンと冗談を交えて話す場面、泣きじゃくる被害者ギャビーを加害者扱いするところ、水も与えないところ、普段の二人がどういう状況なのか、詳しく聞いて欲しいとこ聞かないところ、などなど。

特に男同士で話してる場面なんて完全に「あぁこの人たちじゃ無理だな」と私なら感じますね。心を開くこともできないと思います。

 

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まとめ

虐待被害者が虐待加害者をかばうとき、そこにはトラウマボンドができてる可能性があります。

これが起きてると第三者が少し話しただけでは真実がわかりません。

ギャビーとブライアンの事件は、事件1週間くらい前に警察が関与したのに防げませんでした。

これはやっぱり虐待被害者の心理を理解できていないことや、警官が男性ばかりだったこと、第六感に基づいて行動する権限は警察にはないこと、なんかが原因なのかなぁと思います。

 

モラハラでもDVでも虐待を受け続けている場合、付き合いが長ければ長いほどトラウマボンドが起きやすくて、被害者が孤立していることが多いです。でもでも、今回のギャビーの件のように、気づけそうな箇所、ヒントはいくつもあるんですよね。

 

この状態で事件を未然に防ぐって言うのは超難関だと思いますが、これからもっとナルシストによる虐待がどんなものか、toxic relationshipってどんな状態のことなのかってことが知られるようになっていけばきっと周りが助けてあげることができるんじゃないかなって思います。

 

まだ解決してない事件でブライアンも逃亡中です。しかも両親もまたナルシスト育てたなぁという感じの共感力のなさそうな両親。息子のフィアンセが行方不明になってるのに心配もせず、何と息子が帰宅後一家でキャンプに行ってます。ギャビーの死亡がわかってからも捜査にも協力せずだんまり。ブライアンの姉は弟をかばって嘘をついてるようです。

 

私の予想は、ブライアンはnarcissistic rage(自己愛憤怒)が過去最大に爆発し、衝動が抑えきれずにギャビーを殺してしまった。でも本当は殺すつもりはなかった。(捕まりたくないから)

ただ、一人で逃げ切る自信はないから家族のもとに助けを借りに行った。(たぶん両親や姉に庇ってもらって生きてきてる)

 

今は誰かの助けを借りて隠れてるか、一人でひっそり

『どうしよう、どうしよう、あぁどうしよう~(´Д⊂ヽ』

って悩みまくってると思いますね。

 

ブライアンが隠れてる場所は不明ですが、捜索が行われてる場所は毒蛇やワニなんかがうようよしてるらしいです。もうそれらのエサになってるかもですね。

 

 

 

 

 

 

 

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