自己愛性パーソナリティ障害とナルシストの違い?

ナルシスト

みなさんこんにちは☺

ナルシストやナルシシスト、ナルシズムやナルシシズム、自己愛性パーソナリティ障害、自己愛性人格障害…言葉だけでいろいろあってややこしいですよね。

 

ナルシストやナルシスト的な人を形成しているナルシズム(ナルシシズム…あぁメンドクサイ)の概念は何千年も前にさかのぼるそうです。ただ、自己愛性パーソナリティ障害が病気として認識されるようになったのは過去50年ほどなのだそうです。

 

確かにいろいろ学んでるときに、専門家の意見が真逆だったり、尊大型のナルシストと脆弱型のナルシストがいます、と言う人もいれば、尊大型と脆弱型は共存しています、という人もいて、さらに最近では尊大型はナルシストじゃないみたいなことも言われてるようです。

このナルシシズムや自己愛性パーソナリティ障害はまだまだ研究段階にあるってことですね…。

 

でもそれ以前に、日本ではそもそもナルシストという言葉が人格障害とは結び付いてないので、

 

自己愛性パーソナリティ障害とナルシストの違いって何?

と不思議に思う人がいるのもおかしくありません。

 

 

そこで○○と○○の違い、みたいなのをいろいろまとめていこうと思います。今回は自己愛性パーソナリティ障害とナルシストの違い、です。

 

 

スポンサーリンク

自己愛性パーソナリティ障害とナルシストの違い

もしこんな疑問を持っている人がいたら、きっと「ナルシスト」は自分大好き、自意識過剰、鏡ばかり見てる…って思っているのかなぁって気がします。そしてそれは全体像の一部しか見えてないんですよね…。

 

 

自己愛性パーソナリティ障害の症状を持つ人の中で、DSM-5というアメリカの精神医学会が発行する「精神障害の診断と統計マニュアル第五版」に載っている症状のうち5個以上当てはまったらこのパーソナリティ障害だと正式に診断されます。

そして、この自己愛性パーソナリティ障害を持つ人がアメリカではナルシスト(ナルシシスト)と呼ばれています。ナルシストとナルシシストは別物じゃなく呼び方が違うだけです。

 

英語圏、とくにアメリカだと診断に関係なく症状が当てはまってればナルシスト、ナルシスト的な人と呼ばれています。

 

実は自己愛性パーソナリティ障害じゃなくて境界性パーソナリティ障害や演技性パーソナリティ障害、反社会性パーソナリティ障害かもしれないけど、でもこのパーソナリティ障害は自己愛性パーソナリティ障害の症状と被っているのでナルシストと呼ばれることがあります。

 

 

ただ、自己愛性パーソナリティ障害の人たちは、「自分は悪いところなんかない」と思っている人がほとんどで、自分から診断を受けることがまずないのでこのパーソナリティ障害と正式に診断されてる人は実際より少ないと思います。

 

このパーソナリティ障害は内省することができないという人たちで、それは自分はちょっとどこかおかしいかも…人に迷惑かけてるかも…どうにかしたい…と思うことができないってことなんですよね。

 

よく言われますが、自分がナルシストかも…と思う人はだいたいナルシストじゃありません。

ナルシストは万が一思っても他人に言いません。

 

 

スポンサーリンク

自己愛性パーソナリティ障害のナルシスト

ということで、自己愛性パーソナリティ障害とナルシストの違いっていうものはなくて、自己愛性パーソナリティ障害の人がナルシストって呼ばれてるっていうことなんですが、ただ、やっぱり日本ではナルシスト=人格障害っていうイメージを持ってる人は少ないと思うので、自己愛性パーソナリティ障害は自分大好きが行き過ぎちゃった病的レベルの人、ナルシストは自分大好きだけど病気まではいってない人、っていうイメージを持ってる人もいるのかもしれません。

 

そしてナルシストにはタイプと悪性度の違いがあります。

ってことは自己愛性パーソナリティ障害にタイプと程度の違いがあるってことですね。

 

タイプは心理学教授や心理カウンセラーがそれぞれ独自に分けたタイプを説明されていますが、アメリカで一番一般的に分けられてるのは、尊大型と脆弱型の2種類です。この尊大型と脆弱型はルーツは同じでも正反対のキャラクターです。

 

尊大型は成功者タイプ、芸能人や活動家に多くて、見た目に「自信たっぷり」で「横柄(対応する相手によって)」なのがわかります。お金もちアピール、容姿端麗アピール、人脈アピール、なんかがすごくて他人が口を出せないほど突き抜けてる人であることが多いです。

 

反対に脆弱型は隠れナルシストとも言われるほど、ナルシストのイメージとかけ離れたナルシストです。

でも実はこの脆弱型がとても多いのでやっかいなんですよね。

っていうのも、脆弱型はこそこそしているので、第三者の目から見ると「本質」が見抜けません。

 

尊大型のナルシストの場合は、威張ってたり、会社でのパワハラやセクハラ、モラハラをするので明らかに虐めているのがわかる場合が多いんですが、脆弱型は家の外に出るといい人を演じて、家に帰ってくるととたんに家族などに暴言や暴力をふるったりするので他人にはわかりません。

 

モラハラ話だけ聞いても実際にどれだけひどいのか、は聞いてる人も想像できないんじゃないでしょうか。

 

 

なので、ナルシストのタイプが尊大型と脆弱型、だとしたら今のところ、尊大型がナルシストで、脆弱型が自己愛性パーソナリティ障害(隠れモラハラ)っていうイメージになってるかもしれないですね。

 

 

ナルシストはタイプの他に程度にも差があります。

 

この、”程度”で分けられているタイプの一つに「悪性ナルシスト」という人たちがいるんですが、この悪性ナルシストはカリスマ性がある人が多いです。恐れ知らずなので、サイコパスと紙一重と言われたりします。悪性なので、暴力をふるうことがある危険なタイプです。

 

鏡の前で髪型なおしている人と暴力をふるうカリスマ社長、会話に割って入って楽しそうに自分自慢ばかりする空気読めない人と、外では大人しく家に入ったとたんに妻に暴言を吐く人…別の種類の人間に見えるんだけど実はどの人もナルシストの可能性があります。

 

このナルシストの程度は共感力がどれだけあるかで変わります。

もし、モラハラが治った、出なくなった、っていう場合は自己愛性パーソナリティ障害の症状が当てはまってもかなり軽度のタイプじゃないかと思います。

 

ナルシストは共感力に欠ける人たちなんですが、共感力ゼロじゃありません。

共感力がとても低いため、他人に暴言を吐いたり嘘をついたり相手を傷つけても気にならないのです。

 

もしも「僕(私)はモラハラをしてしまってたけど、相手から指摘されて相手を傷つけていることを知った。だからこのモラハラを治したい」といってモラハラを治した人がいればそれはそもそも自己愛性パーソナリティ障害ではないか、そうでもかなり軽度じゃないかと思います。

 

それは、相手を傷つけてることを知らなかった→傷つけてることを知って悪いなと思った→傷つけたくないから治そう、というステップを踏んでいるってことで、かなり健常な人のモラルのある行動に近いですよね。

 

 

反対に自己愛性パーソナリティ障害のナルシストはこうです。

 

相手を傷つけてるかどうかなんて興味ない→相手から指摘されたら怒り爆発→自分は悪くないから治すとこなんかない(悪いのはおまえだ)

 

 

治さなきゃいけない…と思う時点で自己愛性パーソナリティ障害の可能性が低く、もしもその傾向があるとしても治さなきゃいけない、他人に迷惑をかけたくない…という気持ちがあるなら共感力があるわけなのでかなり軽度ってことが言えます。

 

 

自己愛性パーソナリティ障害は改善できるのか…という問題で、心理カウンセラーやセラピストに通うことで改善できる、と言う人もいますが、それは相当なチャレンジになることは間違いありません。

普通の人(成人後)がオリンピック選手になるくらいの努力をすることになると思います。

子供の頃からオリンピック選手になるために基礎を築いた人がオリンピック選手になるのと、普通に生きて大人になった人が今からオリンピック選手を目指すっていうのは全然レベルが違います。

 

共感力っていう基礎をある程度持ち合わせている人が努力すれば改善の余地はあると思いますが、共感力が相当に低い人が大人になってから共感力をつける練習しましょうか、といっても簡単じゃなく果てしない期間がかかる可能性があることは普通に想像できます。

 

そしてどうして自己愛性パーソナリティ障害のナルシストが治る可能性はとっても低いのか、それは彼らが持っている根本的な問題にも関係します。

 

長くなってしまうので今日はここで終わろうと思います。

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました